NHK FM 「ミュージック・リラクゼーション」

私は家事などをしている午前中、よくNHK-FMを聴いています。長寿番組が多い同局ですが、比較的新しいのが、「ミュージック・リラクゼーション」という番組で、月曜~金曜の深夜24:00から50分間、眠りにつくまでのひと時に「癒し」をテーマに集めた様々なジャンルの音楽を流しています。私はこの本放送ではなく、翌日午前中の再放送をよく聴いています。クラシック音楽も半分くらいは流れますが、ポップス系の曲も多く、歌ナシにアレンジされたものが流れます。アレンジが結構面白くて、胡弓や筝、尺八などの楽器で演奏されたものもあり新鮮です。入眠を促すリラクゼーションが目的なので、テンポが緩やかで落ち着いた雰囲気の曲を選んでいるようです。

そこで興味深いのは、クラシックギターで演奏されている曲がかなりの頻度で流れていること。もちろんピアノやバイオリン、フルートなどで演奏されている曲も多いですが、世間一般の知名度や楽曲・演奏家の多さ、コンサートの数などを勘案すれば、この番組における「クラシックギター比率」はかなりのものだと感じます。確かにギターの音色には、ピアノやバイオリンのような華やかさがない分、目の前にいる相手に聴かせているような親密さと温かさがあるかもしれません。それが「癒し」の雰囲気に通じるのでしょう。掃除や洗濯をしながら、ふと耳に入ってくる聴きなれた音や曲に、思わず家事の手をとめて聴き入ってしまうこともしばしばです。

そういえば同じくNHK-FMで、この春に司会者を一新してスタートされた「気ままにクラシック」という番組には、やはり「癒される曲」を視聴者から募る「名曲温泉」なるコーナーがあって、最近では「カバティーナ」(マイヤーズ)、「クリスマスの歌」(バリオス)などが、相次いで紹介されました。どちらも司会の落語家、笑福亭笑瓶さんから「癒される~~!」という賛辞をおくられていました。

ギターだって激しいラスゲアードを多用した曲もあれば、超絶技巧を駆使して華やかに演奏される曲もあります。色々な音色を楽しめる楽器で、決して「癒し」一色ではないはず。と、理屈で考える自分が、ラジオから流れるギターの音色に確かに癒されていることを感じて、ついつい納得してしまいました。
[PR]
by yuko_kodama | 2008-09-09 23:37 | メディア(番組・記事)紹介
<< NHK FM 「名曲リサイタル」 ぼちぼち >>