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現代ギター誌 7月号から

現代ギター誌の7月号が届きました。

以前一時期は、読みたい記事が少ないなーなどと感じた頃もありましたが、最近の「現代ギター」は、とても充実している気がします。連載読み物はもちろん、インタビューや座談なども、タイムリーで面白い企画が多い。
今月の「現代ギター」から、特に興味をもった記事をご紹介!

♪アルポリール・ギタートリオ インタビュー記事
先日このページでもコンサートレポートを書いたトリオの、練習や録音についてのインタビュー記事。コンサートでも感じたとおり、細かい議論の行き届いた演奏であったことが分かり、大変楽しく読みました。

♪特集 TAB譜で楽譜がすらすら読める
先月号から連載が始まった、高田元太郎氏によるトレーニング術。
TAB譜付の楽譜を使用している学習者には絶対おススメの、5線譜読みへの移行トレーニングです。TAB譜は使っていないけれど譜読みにとても時間がかかる、という人にもおすすめの読み物。
TAB譜使用が絶対にだめだとは言いませんが、様々な曲を勉強する上で、やはり限界があると私は考えます。「楽譜拒否症候群」になる前に、ぜひこのトレーニングに取り組んで、5線譜アレルギーを治療してみてはいかが?一気に譜読みが早くなり、たくさんの曲を弾けるようになると思いますよ。

そのほかにも、今年度から連載が開始された各コーナーは毎月のお気に入り。

♪藤井敬吾氏による音楽理論のページは、市販の理論書では主に鍵盤を主体として解説される音楽理論を、ギターを弾きながら分かりやすく学べる工夫がされており、曲の解釈や理論に興味のある学習者にはうってつけです。

♪井桁典子氏による体の使い方レッスン 「奇跡の基礎トレガイド」は、興味を持っている方ならば初心者から上級者まで、どなたでも面白く読める内容です。ギターを弾いていて痛いところがあったり、体が特に疲れると思う方は必読ですよ。

♪富川勝智氏による「ファリャの生涯」は、近代音楽の重要な一角を占め、ギター音楽にも大きな影響を与えたファリャの伝記。ファリャによるオリジナルのギター曲こそ少ないものの、編曲ものや影響を受けた作品を考えれば、知らないではすまされない作曲家。気合を入れて読む、勉強のためのページです。

以上、7月号からの抜粋と、現在進行中の連載の紹介でした。
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by yuko_kodama | 2006-06-22 18:19 | メディア(番組・記事)紹介
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