発表会&新春コンサート

1月7日(日)、新年早々に手塚先生のお教室の発表会でした。
先生はスペインでの良い思い出がおありなので、クリスマスが大好き。お正月も大好き。だから発表会が12月1月に企画されることは多いです。今回もおめでたい新年に大きなコンサートが成功したことを大変喜んでおられました。
でも、ここだけの話、主婦としては1年で一番忙しい年末年始のコンサートは、あまり歓迎できないのが本音。今回、女性の楽屋トークはこのネタで持ちきりでした。(ブログをお読みの方は、手塚先生に告げ口しないでくださいね。)

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それはともかく、第76回目となる発表会は、可愛いらしいお子さんの演奏から始まり、最後にはリョベートの「ソルの主題による変奏曲」(佐々木巌さん演奏)、バッハの「シャコンヌ」(佐々木みことさん演奏)などの超難曲の名演奏まで3時間弱の晴れ舞台。どの方も良い演奏をされていました。手塚先生の信念ともいえる「良い楽器、良い音」、皆さん体現されていましたね。

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一部と二部の間には、スペインからのスペシャルゲストであるエンリケ・ムニョス氏がミニコンサート。最後のトレモロなど、熱演を聴かせてくださいました。

私はソロで「盗賊の唄」(カタルーニャ民謡〜エドゥアルド・S・デ・ラ・マーサ編)、「ドロール」(ドノステア〜レヒーノ・S・デ・ラ・マーサ編)の2曲、杉本みどりさんとのデュオで「対話風小二重奏曲第4番 ラルゴとロンド」、さらに手塚先生を加えたトリオで「光のない練習曲」(セゴビア〜手塚編)を演奏しました。
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手塚先生との演奏の写真、良い記念になりました!


発表会終了後は同じ会場でチェロとピアノのコンサート!
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大ホールの舞台で、ビバルディの協奏曲をチェロのスミス氏と共演しました。チェロは音量があり、ギター合奏での伴奏はほとんど聞こえなかったという感想が多かったです。
単純な音量だけの問題ではなく、音質の問題もありますね。ギターの音はとても澄んでいるので、ひずんだ音に混ざると溶けて聞こえなくなってしまうのです。物理の話は難しくて私も説明が苦手なのですが、エレキギターがエフェクターを使ってわざわざ音をひずませるのも、聞こえやすくするためなのですよね。チェロは擦弦楽器なので、音質の点からも一緒に弾いたらギターは聞こえにくいと思われます。でも聞こえないからといって、なくても良い訳ではありません。人間の耳に聞き分けられにくいというだけで、音としては存在しているので、なくしてしまってはからっぽな演奏になってしまうはず。聞こえないけれど存在している、そんな今回のギター合奏による伴奏だったのではないかと思います。

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チェロとピアノの演奏。
ピアノは迫力あるタッチでした。チェロと響き合うためにはこんなタッチになるんだなーと感心。普段、高木洋子さんなどギターと合わせているピアニストさんを聴き慣れていたので新鮮でした。

プログラムの中では、トゥリーナの「聖木曜日の真夜中に」という曲が一番気に入りました。
聖木曜日といってピンとくる方は少ないと思います。スペインでは3月終わりから4月にかけて「聖週間(セマナ・サンタ)」という宗教的なお祭りが行われます。トゥリーナはセビリア出身の作曲家ですが、セビリアのセマナ・サンタはスペイン全土でも注目を集める規模の大きなもので、中でも木曜日の真夜中は一番お祭りが盛り上がるクライマックスなのです。
木曜日は、キリストが自ら磔にされる十字架を背負って歩いていく日です。夜が更けた頃、この十字架を背負うキリスト像と、トゥリアーナとマカレナという2つの歴史ある地区の涙を流す聖母マリア像の行列が、それぞれの教会や礼拝堂から出発して街を練り歩きます。通りはその姿を一目見ようとする街の人や観光客で溢れかえっていますが、宗教的な行事なのでお祭り騒ぎというよりは、厳粛な雰囲気です。トゥリーナの曲はその雰囲気を見事に描写しています。オリジナルはピアノソロですが、この日はチェリストのガスパル・カサド氏がチェロとピアノに編曲した版が演奏されました。
行列の出発を告げるコルネットのファンファーレを模した箇所がチェロで演奏されるのですが、「この部分が難しいんだ」と言って、休憩中に何度も確認していたスミス氏。本番、うまく決まっていましたね!すっかりセビリアでの思い出に浸りきって聴き惚れました。

手塚先生は、今後も発表会後のゲストコンサートには、ギタリスト以外の音楽家を迎えたいとおっしゃっていました。長い時間ギター演奏を聴いた後にまたギターでは飽きるだろうという計らいと、ギター以外の演奏を聴くことも良い勉強になるとのお考えだそうです。次回はどんなコンサートかな?今から楽しみです。
そして私自身も、次の発表会までにまた成長できるよう頑張ります!







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by yuko_kodama | 2018-01-10 13:39 | ライブ、コンサートの話
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