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今年のラ・フォルネ・オ・ジャポン

昨年も何度かこのブログで紹介した、フランス直輸入の音楽祭“ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン”が、今年もゴールゲンウィークに開催されます。今年のテーマは「モーツァルトと仲間たち」。モーツァルト生誕250年を記念して、5月3日~6日までの4日間、国内外の一流アーティストの演奏が1500円~3000円程度の格安料金で楽しめます。今年は「0才からの」と題したコンサートも毎日開催。赤ちゃんがいてコンサートから足が遠のいている方も、ここでは遠慮なく生の音楽を満喫できそうです。 (詳細 → チケットぴあ

昨年初めて催されたこの音楽祭ですが、私も1日足を運んでみたところ大盛況の様子でした。こうして定着し、今年も開催されることを、心から歓迎しています。

昨日の「コンサートプログラム考」でも書きましたが、一般的にはクラシック音楽は難解で高尚なものといったイメージが根強く、慣れたファン以外はなかなかホールに足を運ばないと思います。しかし、昨年の同音楽祭では、従来のファン層以外の客層を取り込むことに成功しています。これは、気軽に聴ける料金設定や、通常はお断りの子供連れを解禁したことなど、色々な理由が重なってのことでしょう。ゴールデンウィークを利用して、昼から夜まで幅広い時間帯にコンサートが設定されているのも嬉しいことです。実際の会場でも、従来のコンサートにはない軽やかで明るい雰囲気が漂っていて、大変好感を持ちました。

昨年は出番のなかったギターも、今年は村治佳織さんの出演が予定されています。モーツァルトにちなんだソル「魔笛の主題による変奏曲」などのプログラム。腕の故障による休養から復帰されるのが楽しみですね。

クラシックを堅苦しく考えたり、なんとなく気後れしてコンサートホールに足を運べずにいた方。
興味はあるけどチャンスがない、と思っている方。
クラシックのチケットは高くて・・・という方。
この音楽祭は、コンサート鑑賞デビューにうってつけです。カジュアルに、楽しく、音楽会デビューを果たしてみましょう!
by yuko_kodama | 2006-01-19 23:40 | クラシック音楽の話
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