口笛は芸術だ!

先日、NHK教育テレビで口笛コンクールの様子が放送されていました。

ついつい見てしまったのですが、口笛ってスゴイ!
コンクールの舞台はアメリカ。参加者はアメリカ各地、遠くはオランダからもやってきて、自慢の口笛を伴奏テープに合わせて披露していきます。クラシック音楽部門とポピュラー音楽部門があるようでしたが、クラシック部門では、オーケストラ伴奏に合わせてオペラ・アリアを口笛で吹いたりしていました。細かい装飾音符もなんのその、音程を正しくとり、美しいビブラートをかけて、何オクターブもの音域を行き来する技術には、本当にびっくりしました。

ある参加者は、「昔はみんなもっと口笛を吹いたのに」と言っていました。トランジスタ・ラジオが発明され、音楽がどこでも気軽に聴けるようになるにつれ、口笛がすたれていったといいます。さらに現代では、効率優先・スピード第一の社会が人々から口笛を吹く余裕を奪っているとも。

参加者の一人が、「口笛吹きも、音楽家として正当に評価されるべきだ」と言っていましたが、本当に彼らは音楽家でした。「芸」としてではなく、「芸術」として評価されてもいいのに、と思いました。

優勝したのは、オランダからの参加者でした。彼の父親も素晴らしい口笛家だそうで、自宅の庭でバッハの「2台のバイオリンのための協奏曲」を2人で演奏する様子がVTRで流れました。いや~脱帽。口笛でバッハ!素晴らしいバッハ!

口笛ってスゴイ!
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by yuko_kodama | 2005-07-29 12:27 | クラシック音楽の話
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