同時多発テロに思うこと

音楽とは関係のない投稿が続いています。お付き合いくださいね。

昨日ロンドンで起きた同時多発テロでは、現在も被害者の人数が増えつつある状況のようです。ニュースでの映像を見た瞬間、2004年3月11日にマドリードで起きた列車爆破事件を思い出しました。

マドリードの事件があった当日、私はセビーリャの自宅にいました。当事国にいたおかげで、朝から晩までテロ事件のニュースに釘付けでした。
朝の通勤列車を狙った事件は、昼前には死者が100人を超える凄惨なものでした。ニュースでは、各都市で広場に集まった人々が献血のために行列する様子を伝え、マドリードではその夜のうちに中心部のソル広場で、「テロ反対」の大規模なデモが始まりました。そして、その動きは全国に広がり、2日後には全国一斉デモが行われ、述べ約1千万人もの人が参加したと報道されました。スペインの人口は約4千万人ですから、これはすごい人数です。
セビージャでは、デモに参加しやすくするため、主だった商店や企業は午後から休みになり、市内のバスも無料になりました。こうした対応は、日本では考えられないことだと思います。

こうして私は、事件そのものと、それに対する人々の反応にショックを受けたわけですが、日本ではそれほど大規模な報道が行われなかったと聞き、さらに驚きました。もちろんトップニュースにはなったけれども、ニュースが時間を延長するわけでもなく、細かい解説があるわけでもない。ニューヨークの事件のときとは比べ物にならないと、電話に出た母が言いました。スペインは、やはり日本にとっては遠い国なのです。

ロンドンの事件では、死者の数は3ケタには届かない見通しだということです。(それでもすごい数ですが、スペインの事件では200人近い人が亡くなりました。)昨夜の報道番組では時間を延長して詳しいことを伝えていたので、イギリスはおそらく、スペインよりは身近な国なのでしょう。しかし、時間が経てば「日本人被害者はいないようです」と言って、それで終わってしまうに違いありません。

そうなっても、私はこの事件が人ゴトではないのだと覚えておかなくてはなりません。自分や自分にとって身近な人が、その時その場所にいた可能性はゼロではないのですから。

ブログに書くには、荷の重いテーマで、だんだん脈絡がなくなってきました。

私は、今は平和な日本で音楽が出来ることを、とっても幸せに思います。平和を訴えて音楽を奏でることは可能ですが、平和でなければ音楽を奏でようなんて思わないでしょうから。

テロのニュースを見て考えた、とりとめもないアレコレでした。
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by yuko_kodama | 2005-07-08 21:52 | その他の話
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