ギターの音について考える①

ギターの音色がお好きですか?
ギターのどんな音色がお好きですか?
今回は2回に分けて、ギターの音について書いてみたいと思います。

私はギターの音が大好きです。
だからこそでしょうか、「こんな音が好き」というこだわりが、年々強くなっている気がします。

芯のある輪郭がはっきりした音
すっきりとして余計な雑味のない音
遠くまで一気にとんでいくような張りのある音

色々な書き方が出来ますが、これは私が憧れる音、手塚健旨先生の音を文字に書いてみたものです。そして、手塚先生の音のルーツは、巨匠レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサです。

レヒーノはセゴビアと同時代に活躍したスペインの巨匠。大まかに同時代とは言われますが、レヒーノの方が全盛期時代がセゴビアよりも少し早く、録音された音源は非常に限られています。ちょうど録音が容易になっていく時代の少し前だったのだそうです。
そんな限られた録音を聴いても、そのずば抜けたテクニックと鋭い音色は非常に印象的です。つい「鋭い」と表現してしまうのは、その容貌や言説、手塚先生から時折聞きかじる厳しいレッスンなども影響しているかもしれません。ふっくらとしてメガネをかけたセゴビアとは対照的に、痩せ型で眼光鋭く、骨ばった手をしています。
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これは若い時かな。

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こちらが、私のイメージですね。
自作品の数々は、メロディだけでなく内声部まで細かい動きの要求される難曲が多く、それは彼のテクニックだけでなく優れた音楽性をも体現していると思います。

そんな「鋭い」レヒーノと対照的に思われているセゴビアです。

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同じく若い時

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一般的によく知られるセゴビアのイメージ。

豊かな音色、甘やかな歌い回しと独特のビブラートで、どちらかというと「剛」のレヒーノに対して「柔」のイメージがあるセゴビアですが、そのベースメントの音色は、同じように芯のある輪郭のはっきりとした音色です。鋭い発音のベースがあるからこそ、時に極端にも思われる甘い表現が際立つのかもしれません。好き嫌いはあれど、セゴビアの演奏が「良くない」というギタリストは古今東西皆無ではないでしょうか。

この系譜を受け継ぐイエペスも、そしてホセ・ルイス・ゴンサレスも、個性は違えど、最初に私の挙げた特徴「雑味のないすっきりとした音」「芯のあるはっきりとした輪郭の音」「遠くまで一気にとんでいく張りのある音」のギタリストたちです。そして、私のスペイン留学時代の先生でもあるマリア・エステル・グスマン。女性の手でもここまで強いタッチで、しかも超絶技巧の難曲を破綻なく演奏することができるのかと、心底驚かされます。若い頃の録音を聴くと音に荒さもありましたが、最近ではその音色も隅々まで磨かれて、まさに正統派スペインクラシックギターの系譜を現代に受け継ぐギタリストと思います。

こうした私の好きな種類の音に対して、「硬質な」という、どちらかといえばネガティブな評価を目にする機会が、ここ最近続けてありました。もちろん、直接にレヒーノやセゴビア、イエペスの音を批評したものではありませんが、私にとってはその系統を受け継ぐ正統派と思われる音色が、最近では敬遠されるようになってきているようなのです。

次回、もう少しこの話題を続けたいと思います。



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# by yuko_kodama | 2018-06-22 04:52 | ギター音楽の話

ギターアンサンブル・フェスティバル

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今年も「ギターアンサンブル・フェスティバル」の季節になりました!

このイベントも毎年恒例となりました。今年は7団体が参加、それぞれの個性溢れる演奏がお聴き頂けます。私は「ロス・アルカンヘレス」と「カンパニージャ」の2つのアンサンブルで演奏致します。

「ロス・アルカンヘレス」は、私と湯川賀正さん、丸山耕太郎さん、杉本みどりさんの同門4人で結成したカルテット。昨年の手塚教室での北海道演奏ツアーで四重奏をしましたが、今回のフェスティバルに向けて再始動致しました。カルテットの名前の由来はもちろん、4人全員が使用する楽器「アルカンヘル」。メンバーそれぞれは持ち味の全く違うギタリストですが、リハーサルはとにかく楽しいです!

「カンパニージャ」は、今年は第2部にてコンサートに出演するクエンカ兄弟の兄ホセ・マヌエル・クエンカ氏に指揮をお願いしての演奏です。主催者特権!
弾きなれた曲の他、ちょっと難易度の高いカルメン組曲から「アラゴネッサ」と「エル・トレアドール(闘牛士)」に挑戦中です。
アンサンブル演奏の部は入場無料です。入場整理券が必要ですので、掲載したチラシをご覧の上、お申し込みください。教室レッスン生の方は、レッスン時にお声をかけてくださいね。(ブログのコメント欄からは受け付けておりませんので、ご注意ください。)

第2部コンサートの部には、スペインからピアノとギターの兄弟デュオ「クエンカ兄弟」が来日、出演致します。
ピアノとギターは、どちらも和声楽器。お互いが自由に旋律と伴奏、またはその両方を担い、行き来できる、素晴らしい組み合わせです。あまり一般的でないのは、その音量差のため。ピアノに比べ、ギターはとても音が小さいのが普通です。しかし!このデュオは違います。フラメンコギタリストの父を持つフランシスコは、クラシックギターのテクニックをベースにフラメンコ風のラスゲアードを組み合わせ、硬質なタッチでピアノの音量をものともしないキラキラしたギターを聞かせてくれます。そして、ピアニストの兄ホセ・マヌエルの奏でるピアノは「奇跡のピアニッシモ」を駆使してギターをサポート。その真珠のように柔らかくなめらかな音色は他では聴くことができません。
ギターを弾く方には「ギターソロじゃないの?」と言われ、ピアノを弾く方には「ギターが一緒ではね…」と言われてしまいがちなコンサート。でも、2人の素晴らしいアンサンブルはギタリスト、ピアニストの両方に聴いて頂きたいです。ぜひともご来場くださいませ。

ギターアンサンブル・フェスティバル
7月1日(日)
アンサンブルの部 12:30開演
コンサートの部  14:50開演 15:10開演(15:00開場)
※コンサートの部は開演時間が変更されました。すでにチケットをお求めの方、お間違いのないようご来場くださいませ。

大田区民プラザ 大ホール
(東急多摩川線 下丸子駅下車すぐ)

大田区民プラザ、今年は「大ホール」です!たくさんのお客様のご来場をお待ち申し上げます。






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# by yuko_kodama | 2018-06-15 05:55 | ライブ、コンサートの話

7/20(金) Loopコンサートのご案内

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7月20日(金)、秋津のカフェ「Loop」にて、1時間のミニコンサートを致します。今回は夏休みにちなんで、「夏休み!〜ギターと巡るヨーロッパ&南米への旅〜」と題し、私のレパートリーをその曲にゆかりの土地とからめて紹介しながら、皆様と一緒に一足早く夏休みの旅行を楽しもうと思っております。

写真は1月に演奏した時のものです。気に入ってます。この静かで小さな隠れ家カフェは、13席限定の特別空間です。目の前で名器アルカンヘル・フェルナンデスの音色をお楽しみ頂けます。ぜひお運びください。

ご予約はメールにて承ります。
ykdmykdm@gmail.com
確認のお返事を差し上げますので、こちらからの返事をもって、お申し込み完了とさせて頂きます。
ブログコメント欄からは予約出来ませんのでご注意ください。

皆様のお越しをお待ち申し上げます!



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# by yuko_kodama | 2018-06-11 06:57 | ライブ、コンサートの話

満員御礼

6月2日(土)、現代ギター社GGサロンにて「杉本みどり・児玉祐子 ギタージョイントコンサート」無事盛会をもって終了致しました。今回も満席のお客様にお越し頂きまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
演奏でも、準備してきたことをステージでほぼ全て出し切ることが出来ました。充実した気持ちです。応援してくださった皆さま、どうもありがとうございました。
そして、共演の杉本みどりさんには、演奏だけでなく運営準備、事務面でも多大なるお力を出して頂き、お世話になりました。心からお礼を申し上げたいと思います。



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会場は満席となりました。
本当にありがとうございました!

アンサンブル「カンパニージャ」の演奏で開演。
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メンバーの皆さま、共演ありがとうございました!

第1部後半は杉本みどりさんのソロ演奏。
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ソルの幻想曲「別れ」がとても良かったです。ベネズエラワルツは、「この曲が好き!」な気持ちの伝わる演奏でした。

休憩をはさんで第2部は私のソロ演奏からスタート。
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今回はプロフィール写真でも着用している黒のドレスでした。エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサの曲など、長年の愛奏曲を演奏致しました。

第2部後半はデュオを。
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昨年の北海道ツアーの時からの曲など、合わせて5曲を演奏致しました。アンコールは神谷昌紀さんの素敵な編曲で「見上げてごらん、夜の星を」。

横浜教室の生徒さん方から、大きな花束も頂きました。
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今年前半の最も大きなコンサートが終わりました。燃え尽きてしまいそうですが、7月1日にはギターアンサンブルフェスティバル、9月23日に教室発表会、合間に地元のカフェコンサートなどもしていく予定です。また新たな気持ちで、一から取り組んでまいります。引き続き、応援宜しくお願い致します。

どうもありがとうございました!!




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# by yuko_kodama | 2018-06-05 13:47 | ライブ、コンサートの話

ジョイントコンサートのご案内

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6月2日(土)、同門の杉本みどりさんとのジョイントコンサートに出演致します。長年師事する手塚先生が、カンパニージャのコンサートシリーズへの出演を推薦してくださいました。会場はなんと、現代ギター社GGサロン!!この会場でこれまでに何人の素晴らしい奏者の演奏を聴いてきたことでしょう。その同じ舞台で自分が演奏する日がくるとは。(ちなみにGGサロンはオープンステージですので、予約をすればどなたでも使うことの出来るホールです、念の為。笑)
 
ソロ演奏のプログラムは30分ほど、以下の曲を予定しております。

◯ファンタジー(ヴァイス)
◯エンデチャとオレムス(ターレガ)
◯ショーロス第1番(ヴィラ=ロボス)
◯ドロール(ドノステア)
◯盗賊の歌(カタルーニャ民謡〜エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ編)
◯ロートレック讃歌(エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ)

ファンタジーは、なんと私が手塚先生に習い始めて最初の発表会で弾いた曲です。その頃から大好きで、今さらに好きになっています。唯一、手塚先生に習う前から好きな曲ですね。
エンデチャは、ごく最近弾き始め、ものすごーく好きになってしまいました。ベタ惚れ。ターレガの伝記を出版されてもいる手塚先生から、この曲にまつわる色々なエピソードをレッスンのたびに聞くのが楽しみになっています。
ショーロス以下は完全に手塚先生のレパートリーです。どの曲も手塚先生の演奏を聴いて惚れ込んで練習してきました。これら手塚先生の愛奏曲は、手塚先生の師匠であるレヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ先生のレパートリーでもあります。これらの曲をレッスンして頂く時の「レヒーノ先生はこう弾いていた」「レヒーノ先生がこう言っていた」という言葉の重み。。。自分の技量では追いつけない部分も多々ありますが、長年手塚門下で勉強してきた自分だからこそ胸を張って演奏したい曲たちです。

コンサートはアンサンブル「カンパニージャ」の小編成合奏で始まり、杉本みどりさんのソロ、休憩をはさんで私のソロと最後にはデュオを演奏して、トータル90分ほどの予定です。

どうぞ皆様のお越しをお待ち申し上げます。会場地図と奏者プロフィールの入ったチラシ裏面も掲載しておきます。
宜しくお願い致します!
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# by yuko_kodama | 2018-05-05 21:38 | ライブ、コンサートの話

デュオコンサート終了

5月になりました。
今年は季節の進みが早く、木々の緑もあっという間に深くなっています。

4月は2日3公演のカフェ・コンサートでの演奏で、大変充実した時間を過ごしました。お越しくださったお客様、どうもありがとうございました。
プログラムは以下のとおり。
同門の丸山耕太郎先生とのデュオです。

・日本唱歌メドレー〜浜辺の歌、椰子の実、夏の思い出(江部賢一編)
・愛の挨拶(エルガー)
・虹の彼方に(アーレン)
・ウィロビー卿のご帰館(ダウランド)
・ソナタ L.269(スカルラッティ)
・猫のフーガ(スカルラッティ)
・ビリャネスカ(グラナドス)
・ボレロ(ゲーラ)
・ミロンガ(カルドーソ)
・ガリシアン・キャロル(江部賢一編)
〈アンコール〉
・星に願いを(ハーライン)

約1時間のプログラムですが、半分以上が今回初めて取り組んだ曲で、とても良い勉強になりました。特にスカルラッティの作品は、華やかな鍵盤作品を、その運動性という点で追いつけない(もちろん自分のテクニック不足も含めて)ギターでどのように表現していくか、試行錯誤の結果たどり着いた最終的な演奏に(自分たちでは)満足しています。お客様にも伝わっていれば良いなあと思います。

4月20日(金)秋津 カフェ・ループ

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入口の分かりにくい隠れ家カフェです。
こんな感じで、武蔵野線と西武線の線路が交わる地点に建っているマンションの一室。

中に入ると別世界。おしゃれでシンプルな空間、物が少なく良く音が響きます。これまで2回ソロ演奏で出演していますが、リピーターの方も目の前で聴けるギターの音色を気に入ってくださっているようです。
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窓際から見るお庭。
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庭でも記念撮影!

現在、カフェとしては営業していないループさんですが、次回は7月頃にソロ演奏を予定しています。この隠れ家感を味わいに、ぜひお越しください。


4月29日(日)リゾートカフェ・オクターヴ
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こちらは静かな住宅街の一画の緑豊かな空間。
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すでに軽井沢気分。

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中は明るく、この日は開け放した窓からの風が心地よい、素晴らしいお天気でした。(窓を開けてのコンサートって珍しいです。それくらい静かな場所でした。)

高い吹き抜け天井のカフェは、なんと満席のお客様をお迎えしてもリハーサルとほとんど同じ響きを保っていました。ピアニッシモも心おきなく表現できる、とても弾きやすい空間でした。

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お客様も熱心に聴いてくださり、集中した演奏が出来ました。なかなか本番では完璧にはいきませんが、それが次回へのモチベーションにもなります。

オクターヴは現在、毎週土曜日のみの営業です。こちらのコーヒー、大変私好みです。苦味が少なくすっきりと飲みやすくて香り豊か。自家製キャロットケーキも絶品です。

最後になりましたが、今回のデュオをご一緒してくださった丸山耕太郎先生、大変お世話になりました。今回のコンサートでは選曲から始まり、ほぼ全てのディレクションを取ってくださいました。 手塚門下で長年一緒に勉強していますが、たくさんの生徒さんを教えながら、ご自身もとてもよい勉強をされていると感じました。私も負けずについていかなくちゃ。頑張ります!

5月はコンサートはありません。次回6月2日に杉本みどりさんとのジョイントコンサートを、憧れの現代ギター社GGサロンにて行います。あらためてご案内致しますので、どうぞ宜しくお願い致します。

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# by yuko_kodama | 2018-05-02 04:15 | ライブ、コンサートの話

佐々木みこと・佐々木巌 ギターコンサート

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4月15日(日)、田園調布富士見会館ホールにて佐々木みことさん、佐々木巌さんのコンサートが催されました。私はアンサンブル「カンパニージャ」のメンバーとして前座演奏に出演、その後はお二人の素晴らしい演奏を堪能させて頂きました。

父みことさん、息子の巌さん、お二人の演奏をこんなにたっぷり、じっくりと聴いたのは初めてでした。
みことさんの演奏は、選曲も表現も好みが私と似ていらっしゃるようで、「ああ、ここ好き〜〜!!」という歌い回しや表現が随所に。楽しく聴かせて頂きました。
巌さんは、トッププロといえるレベルの素晴らしい演奏でした。今日の演奏会に来られなかった方、ぜひお名前を覚えておいて下さい。今後の演奏会をお聞き逃しなきように。その強靱なテクニックは彼が少年の頃から知っていたのですが、タッチが格段に良くなり音色がとても美しくなりました。これまでそのテクニックをもって勢いで弾き飛ばしていたようなところも、実に音楽的に聴かせられるようになっていました。感動しましたよ!今度はぜひ90分のフルコンサートで聴いてみたいです。

さて今週は20日(金)、秋津のカフェ・ループにてデュオコンサートに出演です。おかげさまをもちまして満席となりました。しっかり準備をして、頑張って弾いてきます!ご予約下さった皆さま、どうぞ宜しくお願い致します。お気を付けてお越しくださいませ。








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# by yuko_kodama | 2018-04-15 23:07 | ライブ、コンサートの話

4月のカフェコンサートシリーズ

桜の季節になりました。
この冬は体調を崩しがちでした。なかなかブログの更新に手がまわらず、昨年から続けていた「最低でも月に一度の更新」という決して高くない目標も守れませんでした。暖かくなってきたので今後は、少しづつ体力強化にも取り組みたいです。

コンサートのご案内です。
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4月は、同門の丸山耕太郎さんとの二重奏でカフェコンサートシリーズに出演いたします。

4月20日(金)は秋津のカフェ・ループ
4月29日(日)は善福寺のリゾートカフェ・オクターヴ

プログラムはどちらも同じ、オール二重奏で1時間です。「愛の挨拶」や「虹の彼方に」といったよく知られたメロディから「猫のフーガ」など知られざる珍曲まで、カフェでリラックスしながら楽しめるというコンセプトで古今東西の曲を集めました。リハーサルも順調です。楽しい会になると思いますので、どうぞお出かけくださいませ。
(3月30日現在、カフェ・ループは残席6、リゾートカフェ・オクターヴは第2部満席で第1部のみ申込可となっております。お申し込みは当記事内のチラシをご参照願います。このブログのコメント欄では受け付けておりません。)

皆様のお越しをお待ち申し上げております。


















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# by yuko_kodama | 2018-03-30 07:09 | ライブ、コンサートの話

バレンタイン・ミニコンサート

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【バレンタイン・ミニコンサート】
1月26日(金)カフェ「Loop」
13:30〜14:30(13:00開場)
お茶・お菓子つき ¥1,500

10月に続き第2回となるカフェでのミニコンサートを行います。今回は間近にせまるバレンタインデーにちなみ、「愛」にまつわる曲を集めました。というより、手持ちのレパートリーをいかに「愛」にこじつけるかというところを頑張りました!今回はクラシック曲が中心のプログラムですが、こじつけ解説により、普段クラシックギターを聴かない方にも楽しんで頂けると思います。お席が少なくなっておりますので、ご希望の方はお早めにご予約くださいませ。

予約はメールにて、
件名に「ギターコンサート」
本文に「お名前、人数、お茶の時間(開演前または終演後から選べます)」を明記してください。折り返し確認メールをお送り致します。
宛先は ykdmykdm@gmail.comまで。
(ブログコメント欄では受け付けておりませんのでご注意ください。)

皆さまのお越しをお待ちしております。





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# by yuko_kodama | 2018-01-10 14:48 | ライブ、コンサートの話

発表会&新春コンサート

1月7日(日)、新年早々に手塚先生のお教室の発表会でした。
先生はスペインでの良い思い出がおありなので、クリスマスが大好き。お正月も大好き。だから発表会が12月1月に企画されることは多いです。今回もおめでたい新年に大きなコンサートが成功したことを大変喜んでおられました。
でも、ここだけの話、主婦としては1年で一番忙しい年末年始のコンサートは、あまり歓迎できないのが本音。今回、女性の楽屋トークはこのネタで持ちきりでした。(ブログをお読みの方は、手塚先生に告げ口しないでくださいね。)

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それはともかく、第76回目となる発表会は、可愛いらしいお子さんの演奏から始まり、最後にはリョベートの「ソルの主題による変奏曲」(佐々木巌さん演奏)、バッハの「シャコンヌ」(佐々木みことさん演奏)などの超難曲の名演奏まで3時間弱の晴れ舞台。どの方も良い演奏をされていました。手塚先生の信念ともいえる「良い楽器、良い音」、皆さん体現されていましたね。

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一部と二部の間には、スペインからのスペシャルゲストであるエンリケ・ムニョス氏がミニコンサート。最後のトレモロなど、熱演を聴かせてくださいました。

私はソロで「盗賊の唄」(カタルーニャ民謡〜エドゥアルド・S・デ・ラ・マーサ編)、「ドロール」(ドノステア〜レヒーノ・S・デ・ラ・マーサ編)の2曲、杉本みどりさんとのデュオで「対話風小二重奏曲第4番 ラルゴとロンド」、さらに手塚先生を加えたトリオで「光のない練習曲」(セゴビア〜手塚編)を演奏しました。
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手塚先生との演奏の写真、良い記念になりました!


発表会終了後は同じ会場でチェロとピアノのコンサート!
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大ホールの舞台で、ビバルディの協奏曲をチェロのスミス氏と共演しました。チェロは音量があり、ギター合奏での伴奏はほとんど聞こえなかったという感想が多かったです。
単純な音量だけの問題ではなく、音質の問題もありますね。ギターの音はとても澄んでいるので、ひずんだ音に混ざると溶けて聞こえなくなってしまうのです。物理の話は難しくて私も説明が苦手なのですが、エレキギターがエフェクターを使ってわざわざ音をひずませるのも、聞こえやすくするためなのですよね。チェロは擦弦楽器なので、音質の点からも一緒に弾いたらギターは聞こえにくいと思われます。でも聞こえないからといって、なくても良い訳ではありません。人間の耳に聞き分けられにくいというだけで、音としては存在しているので、なくしてしまってはからっぽな演奏になってしまうはず。聞こえないけれど存在している、そんな今回のギター合奏による伴奏だったのではないかと思います。

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チェロとピアノの演奏。
ピアノは迫力あるタッチでした。チェロと響き合うためにはこんなタッチになるんだなーと感心。普段、高木洋子さんなどギターと合わせているピアニストさんを聴き慣れていたので新鮮でした。

プログラムの中では、トゥリーナの「聖木曜日の真夜中に」という曲が一番気に入りました。
聖木曜日といってピンとくる方は少ないと思います。スペインでは3月終わりから4月にかけて「聖週間(セマナ・サンタ)」という宗教的なお祭りが行われます。トゥリーナはセビリア出身の作曲家ですが、セビリアのセマナ・サンタはスペイン全土でも注目を集める規模の大きなもので、中でも木曜日の真夜中は一番お祭りが盛り上がるクライマックスなのです。
木曜日は、キリストが自ら磔にされる十字架を背負って歩いていく日です。夜が更けた頃、この十字架を背負うキリスト像と、トゥリアーナとマカレナという2つの歴史ある地区の涙を流す聖母マリア像の行列が、それぞれの教会や礼拝堂から出発して街を練り歩きます。通りはその姿を一目見ようとする街の人や観光客で溢れかえっていますが、宗教的な行事なのでお祭り騒ぎというよりは、厳粛な雰囲気です。トゥリーナの曲はその雰囲気を見事に描写しています。オリジナルはピアノソロですが、この日はチェリストのガスパル・カサド氏がチェロとピアノに編曲した版が演奏されました。
行列の出発を告げるコルネットのファンファーレを模した箇所がチェロで演奏されるのですが、「この部分が難しいんだ」と言って、休憩中に何度も確認していたスミス氏。本番、うまく決まっていましたね!すっかりセビリアでの思い出に浸りきって聴き惚れました。

手塚先生は、今後も発表会後のゲストコンサートには、ギタリスト以外の音楽家を迎えたいとおっしゃっていました。長い時間ギター演奏を聴いた後にまたギターでは飽きるだろうという計らいと、ギター以外の演奏を聴くことも良い勉強になるとのお考えだそうです。次回はどんなコンサートかな?今から楽しみです。
そして私自身も、次の発表会までにまた成長できるよう頑張ります!







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# by yuko_kodama | 2018-01-10 13:39 | ライブ、コンサートの話