ラファエラ・スミッツ マスタークラス


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10月30日(日)、センター南「スペースSENCE」にてベルギーの名手ラファエラ・スミッツさんによる公開でのマスタークラスが行われ、受講してきました。レッスンはスペイン語で行われ、手塚健旨先生が通訳をされました。

曲は「アメリアの遺言」。
最初のメロディではポルタメントの入れ方と歌わせ方、ハーモニクスのパートでは伴奏部への気配り、最後の低音メロディのパートではビブラートと雑音の処理という感じの、分かりやすく実践的なレッスンでした。

メロディがハーモニクスになる部分、私は確かに伴奏に全く意識をはらっていませんでした。この部分では、私にメロディ(ハーモニクス)だけを弾かせて彼女が伴奏をする、という形でその響きを確認させて下さったのですが、緊張していたせいで客観的にその響きを感じ取ることが出来なかったのが残念です。

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他の方のレッスンはこのような曲でした。
全て聴講したかったのですが、時間の都合がつかずに聞けませんでした。私の前にトップバッターで受講された杉本みどりさん(ヴィラ=ロボス「プレリュード第1番」)のレッスンと、私の後に受講された佐々木みことさん(バッハ「シャコンヌ」)の最初の10分をなんとか、という感じ。どちらのレッスンも、本人に向けてのレッスンであることは間違いないのですが、聴講生にも大変ためになる普遍的な内容を含んだレッスンでした。

“音楽で一番大切なものは?の問いに多くの人は「メロディ」と答えますが、より大切なのはリズムで、きちんとしたリズムで演奏されていればメロディの中の音がひとつやふたつ間違ったところで何も問題ないのです。”
“偉大な先人の演奏に影響を受けすぎず、きちんと楽譜に書かれた音楽を再現しなくてはいけません。”
どちらも心に残る言葉です。

実際にお会いしたラファエラさんは、コンサートのチラシの写真よりもずっと若々しくエネルギッシュで、そしてとてもチャーミングな方でした。レッスンでもユーモアを交え、「悪い例」をおもしろおかしく演じて下さったり。今日は聴講のみのお客様もとても多かったのですが、きっと楽しめたことと思います。

素晴らしいレッスンでした。

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(余談)
レッスン開始前。
手塚先生「私、この曲がほんとに好きなんですが、誰もいい演奏してないんです。」

そんなこと言われたら「なら私がちゃんと弾いてやる!」と思ってしまいますよね。近々、手塚先生にもレッスンを受けにいきます。今日の復習を兼ねて、色々聞いてきたいと思います。難しい曲ですが、いつかちゃんとコンサートで弾きたい、私も大好きな曲です。


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# by yuko_kodama | 2016-10-31 03:39 | ライブ、コンサートの話

子育て広場でコンサート

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10月25日(火)、市内2カ所の子育て広場「つどいの広場」にてコンサートをしてきました。ギター&バスギター丸山耕太郎さん、ウクレレ楠幸樹さんとのトリオです。広場を管理運営するNPO法人ピッコロさんからお話を頂き、準備をしてきました。

午前中は私の自宅から徒歩1分の「元町つどいの広場」。近所ということもあり、私もしょっちゅう下の子を遊ばせに行っている場所です。この日は30組もの親子が集まってくれました。
午後は自宅からは少し離れていて私もなかなか足を運ばない「竹丘つどいの広場」で、こちらは5〜6組の親子と親密に。もともと竹丘の広場は地域に子どもが少なく、誰もこない日もあるそうで、小雨の中これだけ集まってくれたのはありがたいことでした。

この日は小さな子ども向けということで、多少騒いでも聞こえるようにとPAを入れましたが、結果的に正解!子どもの声だけでなく、お母様たちが演奏に合わせて歌ってくれたりして、普段のしーんとしたクラシックのコンサートとは違う、温かく楽しいコンサートにすることが出来ました。

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途中で読み聞かせも入れました。
プログラムの構想段階で1曲はクラシックを入れたいということでメンバーの意見が一致して、ビバルディの四季から「冬」の第2楽章をやることに。そこで、クラシックを聴ける静かで集中した雰囲気を作るために冬にちなんだ絵本を読むのはどうかと思いつき、ではそこにBGMをかぶせようとなり、どんどんアイディアが出てきました。
本番は大成功。「読み聞かせもあったのが良かった」「BGMがあると絵本だけとは違った魅力」など好評でした!

このメンバーで次は舞台を町田に移し、12月にクリスマスコンサートの予定です。また頑張ります!
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# by yuko_kodama | 2016-10-26 04:45 | ライブ、コンサートの話

富川勝智ライブ@ “in F”

ひっさびさに富川勝智氏のライブを聴きに行きました。(行けました。)良かったです。最初に言ってしまいます。良かった。

10月22日(土)、大泉学園駅から徒歩5分のライブスポット“in F”でのライブでした。カウンターが7〜8席にメインテーブルというこじんまりとした場所で、ステージにはグランドピアノとウッドベース、サイドの本棚にはぎっしり隙間なく詰まったレコード。普段はジャズがメインのお店とのことです。この日は前半が富川さんのソロで、後半はゲストに歌手の藤沢エリカさんをお迎えしてのスペイン民謡、という構成でした。

前半のソロは、富川さんの愛奏曲を並べたプログラム。ターレガの小品3曲に始まり、ポンセ2曲、ヴィラ=ロボスの「ショーロス第1番」、カタルーニャ民謡から「アメリアの遺言」、そして私も大好きなエドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサの「散歩」、「ロートレック讃歌」。
実はレパートリー、かなりかぶっています。たぶん好みもですが、演奏の傾向というか、持っている(大切にしている)テクニックに向いた表現傾向の曲なのだと思います。自分も弾く(弾きたい)曲だけに、富川さんの演奏の良さ、自分との違いをよりはっきりと感じて、こっそり色々と深く感動していたのでした。上手い。。。

ちょっと「ショーロス第1番」について書きます。この曲は私もレパートリーにしていますが、私と富川さんの共通の師匠である手塚健旨先生のレパートリーであり、さらに遡ると手塚先生の師匠であるレヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサの愛奏曲です。レヒーノは繰り返しの多いこの曲を楽譜通りには弾かず、色々にアレンジして弾いていたそうで、それを私も(おそらく)富川さんも手塚先生から教えてもらっています。私の演奏はそこで止まっていて、いわば手塚先生の劣化コピー版でしかないのですが、富川さんの演奏はそこからズンズンと進化した「富川オリジナル版」になっています。習ったことは習ったことでリスペクトしつつ、そこから自分の世界にきちんと落とし込んで、色々なジャンルを経験することで得たものなども恐らくたくさん混ぜ込んで、もう一度還元されて出てきた、そんな演奏に感じました。以前にも何度も聴いていますが、この日の最新版が一番好きです。良かったです。

後半の藤沢エリカさんの歌との民謡も素晴らしかった。一編が短いとのことで、間に歌詞の解説なども絡めながら面白トークで展開してくれました。でも特にシリアスだったガリシア民謡と、美しいメロディのカタルーニャ民謡という最後の2曲は、出来れば続けて静かに味わいたかったかも。

民謡というのはその土地土地に伝わる古い音楽なので、それは色々な時代の作曲家の根底にもきっと染み付いていたのではないかと想像します。例えば「カスティーリャ・レオンの民謡」と言われると、なんとなくそれは「スペインの城」や「歌とカスティーリャ舞曲」なんかを彷彿とさせるような気がしますし、ハエン(アンダルシア)と言われれば、ああフランシスコ・クエンカの世界だわー、などと思ってしまいます。実際に聴き比べたわけではありませんが。なので、前半に民謡で後半ソロというのも面白かったかもと思います。

長々と書いてしまいました。それだけ良かったのです。また行きます。


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# by yuko_kodama | 2016-10-23 05:15 | ライブ、コンサートの話

マリア・エステル・グスマン マスタークラス

今日は、スペイン留学時の恩師マリア・エステル・グスマンさんにレッスンを受けてきました。彼女のレッスンを受けるといつも、5年分くらいの宿題をもらった気分になります。(彼女にいうと、5年もかけていてはダメ!と怒られますが。)

受講曲はラウロのベネズエラワルツ、有名な2番と3番です。それぞれの曲についてのアドバイスはもちろんですが、それを通しての普遍的なテクニックについてレッスンして頂きました。これら今日習ったことを今すぐにでも練習したい気分なのですが、帰宅したらすぐに子ども達のお迎え、夕食準備、食事、入浴、そして疲れ切って就寝…となってしまうんだろうな、情けない。

今日は自分に今足りない部分をたくさん再認識して、やる気が湧いてきました。それと同時に、話す方はとても流暢にとはいかないまでも、言われたことがきちんと理解できる(もちろん私のために易しい言葉でゆっくり話してくれています)スペイン語力がまだ残っていたことにほっとしました。

まずは来週の子育て広場でのコンサート、そして次は11月の教室発表会の講師演奏を近いゴールとして、基礎練習に力を入れて地力を上げたいと思います。頑張ります!


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# by yuko_kodama | 2016-10-20 15:26

隣の部屋が気になって

今日は横浜教室でレッスンでした。

横浜のレッスン室は、個人レッスンで使うには割と広い音楽室です。グランドピアノが場所を取っていますが、3〜4人ならアンサンブルでもレッスンできるくらい。
そして同じ仕様の音楽室が隣にもう一つ。以前はピアノの講座でしたが、この1年くらいの間に声楽の講座に変わったようで、夕方5時半くらいから色々な歌が聞こえてきます。(音楽室ではあるものの、防音は全くされていないです。)
トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」とか「オー ソレ ミーオ」、「美女と野獣」などなど、ジャンルは様々ですが、どれも知っているメロディ。気になりつつも、いつもは受講生の皆さんに「隣の歌に負けずに大きな音で弾きましょー!」なんて言いながらレッスンしているのですが、今日は、あろうことか「ウィーン我が夢の街」が聞こえてきてしまったのです。
瞬間的に、先日のブーケ・デ・ボンボンのコンサートでの高嶋今日子さんの歌が脳内で自動再生。気にしないようにと思っても、耳が勝手に音を拾ってしまい、レッスンに集中するのに余計な力を使ってしまいました。疲れた。

ブーケ・デ・ボンボンのコンサート以来、隣の部屋の歌のレッスンが今までより気になってしまいます。育児の手が離れたら、隣の部屋に習いに行こうかしら。


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# by yuko_kodama | 2016-10-17 20:33

マリア・エステル・グスマンとアンサンブルのコンサート

昨日10月10日(月・祝)は、スペインからマリア・エステル・グスマンさんをお迎えしてのコンサートでした。私もアンサンブル「カンパニージャ」のメンバーとして出演させて頂きました。

コンサートは、前半がギターアンサンブル、高木洋子さんによるピアノ・ソロ、手塚健旨先生とマリア・エステルのギター・デュオでビゼーの「カルメン」より3曲。休憩をはさんで、ピアノと2台ギターのトリオで1曲、その後は予定を大幅に変更して、たっぷりとマリア・エステルのギターソロでした。

この日楽しみにしていたギター・デュオによる「カルメン」では、「ハバネラ」で目からウロコが落ちました。というか、目が点にもなりました。
私も尾野桂子さんと先日演奏しましたが、私たちの演奏の完成イメージには、常にオペラの演奏がありました。伴奏のハバネラのリズムを刻んだ私は、どうしたらチェロのように「ぶぉんっ!」と真ん中がふくらんだ音に似せられるかと試行錯誤して練習していました。でも、彼らの演奏は全く違いました。オペラのカルメンとは切り離されたギター音楽ならではの世界がありました。ハバネラのリズムは和音として重ね合わされて、ゆったりとしたリズムで進んでいきます。歌では息が続かないでしょうが、ギターでビブラートをかけながら歌わせるにはやりやすいテンポ設定ですし、伴奏の和音が響いていますから、うまい具合に音がふくらんで聴こえます。こういうやり方もあったか!という感じ。
私たちは自分たちなりのやり方でこの曲と取り組んできましたので、それを変えるつもりはありませんが、編曲ものを扱う上での一つの方法として今後の参考になりそうです。

マリア・エステルのソロをきちんとコンサートで聴くのは、私はとても久しぶりです。3年ぶりくらいでしょうか。その間に一番変わったのはピアニシモの扱いではないかと思います。
これまでも彼女のダイナミクスレンジは超のつく幅の広さでしたが、どちらかといえば演奏全体の印象としては「力強さ」が勝ると思っていました。昨夜のコンサートでは、どの曲にも耳を澄まして神経を集中させるようなピアニシモが散りばめられていて、それが素敵でした。特に、アンコールの最後に演奏された「アランブラの想い出」のイントロのピアニシモが素晴らしかった。トレモロで音量をコントロールするのは難しいことですが、特に小さい音を粒の揃ったよく通る音でトレモロするのは並大抵のコントロールでは出来ないことです。もちろん、そこに感動したのは全体としての音楽の奏で方の中で印象的だったからであり、単に難しいテクニックだからということではないのは言うまでもありませんが。

昨夜のプログラムは彼女自身が編曲したと思われる曲が中心で、ギターのオリジナル曲はアストゥリアスとアランブラだけだったと思います。映画音楽もとても素敵だったけれど、以前に聴いたソルやバッハとは違い涙が出るほどの感動に至らないのは、やはり私の好みがクラシック音楽の方を向いているからでしょう。また彼女のソルが聴きたいです。




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# by yuko_kodama | 2016-10-11 12:56 | ライブ、コンサートの話

マリア・エステル・グスマンを迎えて

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今朝は一気に秋の空気になりました。今週末は三連休ですね。

連休最終日10月10日、今年もマリア・エステル・グスマンさんをお迎えしてのコンサートが催されます。今年はソロリサイタルではありませんが、ギターアンサンブル、ピアノソロ、ギターデュオ、ピアノとギターのトリオなど、彼女の様々な表情をお楽しみ頂けます。

私もアンサンブルメンバーとして出演致します。直前になって猛練習中。

そして、今プログラムをきちんと見たら、手塚先生とマリア・エステルのデュオはビゼーのカルメンから「ハバネラ」と「闘牛士」!!これは勉強しなくては!!(あわよくば楽譜について聞かなくちゃ!)

お時間ありましたら、ぜひお出かけ下さい。

(ポスターの元画像がうまく読み込めず、接写画像にて失礼させて頂きました。詳細が読みにくいようでしたら、ブログコメント欄にてお問い合わせ下さい。)
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# by yuko_kodama | 2016-10-07 09:51 | ライブ、コンサートの話

満員御礼

講師を務める横浜読売カルチャーの講座「趣味のギター」、この10月から満員御礼です!嬉しい!

ここは1人30分の個人レッスンです。7人連続して3時間半のレッスンは、体力も集中力も必要で大変ではありますが、時間のマネジメントも含めて、大変やりがいを感じています。

せっかくの満員講座です。受講生の皆さんに長く続けて頂けるよう、そして自分も長く教えていけるよう、頑張っていこうと気持ちを新たにしました。


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# by yuko_kodama | 2016-10-03 23:20 | ギター教室の話

ブーケ・デ・ボンボン 盛会でした!

9月24日(土)、本郷三丁目の名曲喫茶カデンツァにて行いました「ブーケ・デ・ボンボン」の歌、ピアノ、ギターによるコンサートは満席のお客様にご来場頂き、盛会のうちに終えることができました。ゲストとしての出演をオファーして下さったギタリストの尾野桂子さん、そして共演の皆さま、関係者さま、ご来場くださいましたお客さまに心からお礼を申し上げます。

写真付きのレポートが、尾野さんのブログに詳しく掲載されておりますので、こちらもぜひご覧ください!
http://blog.livedoor.jp/ono_guitar/archives/2337850.html

さて、こちらでも私の言葉と感想でコンサートの様子を振り返ります。

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このお三方(ソプラノ 高嶋今日子さん、ピアノ 山内亮子さん、ギター 尾野桂子さん)がブーケ・デ・ボンボンのメンバーです。昨年第一回目のコンサートを成功させ、第二回となる今年はソプラノの村岡直子さんと私がゲストとして加わりました。

私は他楽器や声楽とのアンサンブルが初めてだったのですが、ソプラノの圧倒的な存在感と華やかさには驚きました。そして、それを支えるピアニストの素晴らしいアンサンブル技術やアイデアにも。その中でどうしても地味な存在になりがちなギターをどうやって生かすかというところで、尾野さんのアイデアとテクニックは素晴らしいものでした。1曲目「冬の花びら」は、ヴィヴァルディの「四季」より冬の第二楽章に歌詞を付したもの。器楽と声楽それぞれの良いところが出し合える、ブーケ・デ・ボンボンのテーマ曲です。

続くギターとソプラノのアンサンブルは、オペラ「ドン・ジョバンニ」から「ベドライ・カリーノ」。ギターパートは、かのソルの手による編曲だそうで、華やかなソプラノを相手にシンプルなクラシックギターらしさと美しさが際立ちます。ソプラノとギターのアンサンブル、素晴らしい可能性を秘めていますね。もっと聴きたい!!

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お次はギターデュオで、ビゼーの「カルメン」からプレリュード、アラゴネーズ、ハバネラの3曲。とても難しい編曲で練習が大変だったのですが、本番はアンサンブルを楽しむことが出来ました。録音を聴いて反省した箇所がたくさんあるので、そのへんを修正して11月の再演に臨みます!
尾野さんの音楽作りはとても自然で、また音が美しいので、ギターオリジナルではないこうした編曲ものを今回選曲したことで勉強になることが多かったです。またご一緒したいギタリストです。

この後、私と同じく今回初参加のゲスト村岡直子さんが「メリー・ウィドウ」より「とざした唇に」をソロで歌い上げました。誰でも一度は耳にしたことのある親しみあるメロディですが、日本語歌詞で近い場所から聴くと、とても新鮮です。高嶋さんとはまた違う声の魅力をお持ちです。

前半最後は「この道でいいの?」
ギターを愛好される方は皆さんご存知の、“トローバの「トリーハ」って絶対に「この道」と似てるよね〜”というネタを実際にメドレーにしてステージで実現してしまった、お客さまにも大人気の1曲です。「この道」と「トリーハ」の他にも「え?これも?それも?」というくらい色々な曲が登場して、ソプラノ高嶋さんの素晴らしい演技力もあり、客席は笑いあり手拍子ありの大盛り上がり。これは会場に来て、見て頂くのが一番です。この曲だけでも聴きに来る(見に来る?)価値がありますよ!

カデンツァさんの美味しいお飲み物が提供された休憩をはさんで、後半はソプラノ・デュオでスタート。「わが心の想ひ」「秋の歌」の2曲は息の合ったハーモニーの美しさもさることながら、二人のソプラノが全力で歌う音量と迫力にも圧倒されました。実は声楽に疎い私、これまであまり歌のコンサートに足を運ぶことがなかったのですが、歌をもっともっと聴きたい!という気持ちになりました。

次はピアノとギターのアンサンブルで、グラナドスの「スペイン舞曲第5番アンダルーサ」とイタリア歌曲「カタリ・カタリ」、どちらもよく考えられた編曲だったと思います。アンダルーサではラスゲアードを含めたクラシックギターのスパニッシュな面が存分に楽しめ、一方のカタリ・カタリはドラマチックな展開をピアノが、物哀しく切ない歌をギターが表現していて、お二人の世界に引き込まれました。ピアノの山内さんは今回ソロこそ演奏されなかったものの、ギター&ソプラノ、ギターデュオ以外の全ての曲で出ずっぱり!その主役を常に引き立てるバランスの良さ、そしていざ自分の出番となった時のドラマチックな表現の素晴らしさを聴いて私は、クエンカ兄弟の兄ホセ・マヌエル氏を思い浮かべました。

「カタリ・カタリ」でしっとりとした雰囲気になった会場ですが、高嶋さんがバラの花束を抱いて登場、ソロで「ウィーンわが夢の街」を歌って一気に華やかに!やっぱりソプラノ素敵!!何度も録音を聴き直したせいもありますが、今も頭の中で歌声がリピートして止まりません。

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最後は出演者全員でディズニー映画からのメドレー「いつか王子様が〜チム・チム・チェリー〜スーパーカリフラジリスティックイクスピアリドーシャス」を。
ソプラノがお二人で歌われるとギターはなかなか辛いものがありますが(しかも歌のキィに合わせているため、ヘ短調など普段は絶対に出てこないセーハだらけの編曲)、要所要所でいいところを弾かせて頂き、衣装にも遊び心を取り入れ、アンコールの「冬の花びら」まで、とっても楽しく演奏することが出来ました。

演奏しても聴いていても見ていても、とても楽しいコンサートになったと思います。次回の企画があれば、ぜひぜひまた参加させて頂きたい!!よろしくお願いします!!

というわけで長〜いレポートになりましたが、大成功のコンサートでした。ありがとうございました。



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# by yuko_kodama | 2016-09-28 12:41 | ライブ、コンサートの話

初めての世界

本日、「ブーケ・デ・ボンボン」の全体リハーサルに行って参りました。

初めてお会いするピアニストの山内さん、ソプラノの高嶋さんと村岡さん。皆さん素敵な方々でいらっしゃいました。そして、何よりも他楽器や声楽とのアンサンブルが大変新鮮でした。特に声楽の方とは今まで全く接点がなかった上に、コンサートなどもあまり聴く機会がありませんでしたので、私にとっては初めての世界。

今回よく分かったのは、「歌うように演奏する」ことと「歌う」ことが、似て非なる、全くの別物であったということです。本当に歌を理解して自分でも歌えるようになれば、両者を限りなく近づけることは可能だと思います、もちろん。でも、やはり同じにはならないのではないかな。

歌や吹奏楽器は、息を吸わないと音が出ない。当たり前ですが、私にとってはこれを意識するのが本当に難しかったです。間を取って深く息を吸い込むブレスもあれば、フレーズが切れないようにこっそりと「盗む」ブレスもあります。そのあたり、尾野さんや山内さんは素晴らしく慣れていらして、大変勉強になりました。

この感覚を忘れないうちに練習練習!!








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# by yuko_kodama | 2016-08-30 21:24 | クラシック音楽の話