気合い入れます!

今日は1日自分の時間を取れるよう、小学生の娘は学校の後は放課後教室から直接習いごとへ行かせ、2才の娘は保育園の一時預かりにお願いしました。これで夕方4時半過ぎまで自分の時間を使えます。まずは連休中に荒れてしまった家の中を整えて、その後に練習や事務仕事をする予定。

そこでさっさと家のことを済ませる為に気合いを入れました。これです!

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私が気合いを入れようと思った時に聴く何枚かのCDのうちの1枚、マリア・エステル・グスマンの2000年10月来日リサイタルのライブ録音です。

ライブ録音ですが、丁寧に拍手やノイズをカットした編集と素晴らしい音質、それに奏者の一部の隙もない演奏で、まるでCDの為の録音のように聴こえます。それでも弾き始めと弾き終わりで明らかにテンションが違うのは続けて演奏している生のリサイタルならでは。緊張感が録音を通して伝わります。

何度もご紹介しているとおり、グスマン先生は私のスペイン留学時の師匠です。普段は優しくまるで姉のように接してくれる人ですが、レッスンでは常に高いレベルの演奏を求める厳しい先生でした。そうした彼女の厳しい姿勢が、ライブ演奏でも一音たりともミスのない完璧な演奏でありながらも聴衆の気持ちを反映する熱い表現を両立させるのでしょう。彼女のコンサートでは毎回そのことを感じて背筋を正される思いですが、このように綺麗に音源が保存されてすぐ聴けるものは私の手元にはこの1枚しかないので「頑張ろう!」と思った時にはこれを聴きます。

今月は28日(日)に丸山ギター教室の発表会で、講師演奏を丸山耕太郎先生と二重奏で致します。秋の北海道演奏旅行に向けての準備も始めています。自分に厳しく、いつも高いレベルを目指して頑張りたいと思います。

※ご紹介のCDは非売品です。ご興味ある方は私まで直接ご相談ください。








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# by yuko_kodama | 2017-05-12 09:56 | ギター音楽の話

「技術は練習で磨く」by マグジー・ボーグス

5月になりました。
急な暑さや雷雨など不安定な気候ですね。
私は4月後半から少し風邪をひいていましたが、ようやく元気が出てきました。

今日はゴールデンウィークの谷間。横浜教室はセンターの休館日にあたり、レッスンはお休みです。久しぶりにNHKのお気に入り番組「奇跡のレッスン」を録画視聴しました。今回のコーチは元バスケットボール選手マグジー・ボーグスさん。NBA史上最小の身長160cmながら14年間にわたりプロとして活躍した偉大な選手だったそうです。

今回のレッスン中、私の心に最も響いた言葉は「技術は試合で磨かれるんじゃない、練習で磨くんだ!」というもの。音楽でも同じことが言えると思いますが、「本番こそ最高の練習」という言葉も聞きますね。どういうことなのでしょう。私なりの考えです。

「本番こそ最高の練習」というのは、間違いではありません。そういう言葉を実際のプロ講師や演奏家からも聞きますし、私もそう思います。けれども、それが何の練習なのかを勘違いしてはいけません。

本番で練習できるのは、実際の聴衆を前にしての音楽的なコミュニケーションです。それは自宅の練習ではシミュレーションにしかなりませんし、10回本番があれば10通りの違うやりとりになり得るものです。本番の経験を重ねることで勉強するしかありません。そして、そうした本番での経験を学ぶためには、演奏の基本的な技術を「練習で」磨くことが大切なのです。

日々自分なりの課題に向き合って真摯に練習を重ねることで、本番では自信を持って演奏できるようになります。自信が本番での集中力になり、良い緊張感になり、一期一会の演奏を生み出します。その成功経験こそが、本番で得られる最高の成果です。良い本番を繰り返すことが「最高の練習」であり、本番で失敗を繰り返すことは何の練習でもありません。(「次こそは!」というモチベーションを得られることはあっても、それを「最高の練習」とは言えないと思うからです。練習の伴わない状態での本番はとても危険だと個人的には思います。)

プロの話ではありません。年齢も経験も技術レベルも関係ありません。その人なりに、自分に合った課題をクリアするための練習をきちんとしましょうね、という話です。そして、何のために練習するのか。それはもちろん、本番で聴衆にきちんと自分の演奏を届けるためなのです。

さあ、私も練習しよう!!!
そう思った5月1日です。







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# by yuko_kodama | 2017-05-01 14:01 | メディア(番組・記事)紹介

池田慎司&レオナルド・ブラーボ

本日4月16日(日)、大泉学園ゆめりあホールにて「池田慎司&レオナルド・ブラーボ デュオリサイタル」を聴いてきました。

池田慎司さんと知り合ったのは、かれこれ20年前。。。当時はまだアルコイ(スペイン東部の小さな町です)でマエストロ・ホセ・ルイス・ゴンサレスのもと勉強中だった彼も、いまや日本を代表する立派な中堅ギタリストとなり、今日は久しぶりにその演奏を聴くことが出来ました。ちなみに、ブラーボさんの演奏を聴くのは今日が初めてです。

さて最初の曲を、いや最初のワンフレーズを聴いて、良い意味でびっくりしました。あれ?池田くんてこういう音だったかな?
久々に聴いた彼のギターは、ころころと粒の揃ったきれいな丸い音で、ブラーボさんの音色とどちらがどちらと分からないくらいに自然に溶け合っていました。こんなふうにデュオの相手に合わせて音色まで完璧にコントロール出来るのですね。

コンサートの前半はスペイン音楽。それも全て鍵盤の編曲ものばかりずらりと並びました。ソレールのソナタに始まり、アルベニス、グラナドス。。。どれも鍵盤ならではの軽やかなテンポはそのままに、うっとりするようなポルタメント、豊かなビブラート、澄んだハーモニクス、とギターらしさをこれでもかと効果的に散りばめてありました。ギターの最高音域にあたる12フレット以降が正確な音程で美しく鳴ることにも驚きました。音域の広いピアノ曲を、苦しさを感じさせずにギターで弾くのはとても難しいのですが、この2人はそんなことを微塵も感じさせないですね。たっぷり40分くらいはあったと思いますが、その体感時間、10分くらい。

後半はブラーボさんの解説でアルゼンチンの音楽。サンバ、クエカ、チャマメ…全て違うリズムだけど、アルゼンチンのフォルクローレなのだそうです。そして最後はタンゴ!ソロの「エル・チョクロ」もデュオでのピアソラも、本当に素晴らしかったです。特にピアソラは、「オブリビオン」ではロングトーンの続くギターにとっては難しい歌を、まるで音が途切れないかのように美しく聞かせる技術、「ブエノス・アイレスの秋」ではスリリングなリズムとメロディの駆け引きが見事でした。

最近、よく考えるようになったことがあります。それは「なぜギターで弾くのか」「なぜ自分が弾くのか」ということです。
以前はただ「好きだから」という理由だけで弾いていました。でも、違う楽器の曲をギターで弾くならば、ギターで弾くことの意味を考えたい。たくさんのギタリストが演奏している曲ならば、自分がそれを弾くことの意味を考えたい。

今日のコンサートは、そんな「ギターで弾く意味」「彼らデュオが弾く意味」に満ちていました。ああ、ギターっていいなー、やっぱりギター大好きだなー。そういう幸せな気持ちで帰途につきました。池田さん、ブラーボさん、素晴らしいコンサートをありがとうございました!




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# by yuko_kodama | 2017-04-16 22:13 | ライブ、コンサートの話

4月も色々やってます!

ご無沙汰しています。あっという間に4月も半ばを過ぎました。桜も散ってしまいましたね。色々と忙しくしております。

4月2日は、第1日曜日恒例のオリエンタルの練習会。6月のアンサンブル・フェスティバルに向けて、だいぶまとまってきました。いつもどおり、休憩後に少し時間を頂いて基礎講座、今回は「メタリックな音色」の出し方です。毎回

1、10名以上の団員の方全員がすぐに取り組めて
2、効果が分かりやすく
3、すぐにアンサンブルに役立つ

の3点を意識してテーマを選んでいます。自分で言うのはおこがましいですが、結構好評だと思います(笑)。

他には秋以降のコンサートのための練習、リハーサル、事務仕事や打ち合わせもたくさん。。。

しかし、お仕事があるっていいですね。
今年度も頑張ります!









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# by yuko_kodama | 2017-04-16 22:03 | ギター教室の話

クラスコンサート

3月27日(月)、本日の横浜教室のレッスンはクラスコンサートでした。7名の受講生のうち、時間の都合のつかなかったお一人を除く6名の方が参加、それぞれが現在勉強中の一曲を演奏しました。

事前の準備が整わず色々とご迷惑もおかけしましたが、終わってみれば皆さん笑顔。やって良かったなと充実感を味わっております。

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こんな感じで、普段の講座で使用している部屋でアットホームに行いました。ここは個人レッスンの割には部屋が広いので、こうしたイベントにも使えてありがたいです。

私は講師演奏として、全音版小川和隆編エチュード集からソルを3曲、カルカッシ、コスト、ターレガをそれぞれ1曲づつ、合わせて6曲を演奏しました。どれも受講生の皆さんが過去に弾いた曲やこれから挑戦して頂きたい曲ばかりです。決して難曲ではありませんが、私の大好きな曲を選び、表現に気を配り音楽的に美しく聴かせたいと思いながら弾きました。

「エチュード」「練習曲」というと、どうしても勉強・修行的な感覚で取り組んでしまいます。もちろんそれぞれの曲には技術的に学ばなければならない要素が凝縮されていて、それでこそ「エチュード」なのですが、その技術は音楽を楽しむための『手段』であることを忘れてはなりません。音楽を楽しむために技術を高めるという意識を持っていただきたいと思います。修行的でなく、音楽を楽しみながら技術を高めることができることを考えてこの曲集を作りました。
(小川和隆「決定版ギター・エチュード集」はじめに から引用)

この言葉に深く共感しています。
もちろん本格的にギターを深く学びたい方にはそれぞれの作曲家ごとのエチュード集や教本を使って勉強することをお勧めしたいのですが、この全音版エチュード集はシニア初心者の多い横浜教室ではとても重宝している曲集です。今日の私の演奏から、どれか一曲でも受講生の皆さんの心に響くものがあったなら嬉しいなあと思います。

次週からは新年度。
心を新たに、これからも皆さんに継続して楽しんで頂ける講座を目指して頑張ります!
















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# by yuko_kodama | 2017-03-27 22:24

3月のオリエンタル練習会

毎月第1日曜の午前中は、丸山耕太郎先生率いるアンサンブル「オリエンタル」の練習会に参加しています。6月のアンサンブルフェスティバルに向け、だいぶゴールの形が見えてきて、一層練習にも力が入ります。そして楽しい!

この練習会では毎回、休憩明けの10分間を「基礎講座」として使わせて頂いています。アポヤンドの弾き方から始まり、「弓矢の理論」によるフォルテシモの出し方と続けましたので、今回はフォルテシモの復習と、応用編としてピアニシモの出し方を皆さんと実習しました。予定では音量のコントロールに的を絞るつもりでしたが、ついつい熱が入り、発音のタイミングまで話が膨らんでしまいました。時間オーバーだったかな?でも最終的には、指のアクションの違いを意識して弾くだけでこれだけ音量に幅が出せる、ということを確認、体感できたのではないかと思います。アンサンブルでの演奏はもちろん、ソロ演奏にもぜひ生かして頂きたいと思います。

毎回、帰りの電車で次回の講座の内容を考えるのが習慣になりました。「毎回楽しみにしています」という感想も頂きましたので、次回も内容を詰めて充実させていけたらと思います。今後ともよろしくお願いします!!

















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# by yuko_kodama | 2017-03-06 20:44

手塚健旨ギターリサイタル

3月4日、三軒茶屋のサロン・テッセラにて行われた手塚健旨先生のリサイタルを聴いてきました。現代ギター誌にて連載されていた「ギター名曲ミステリー」が単行本として出版されたことを記念しての演奏会です。共演は、連載を写真撮影ほか助手(?)として支えたピアニストの高木洋子さん、若き日のスペイン留学時代を共に過ごした柴田杏里さん。とても聴きごたえのあるリサイタルでした。

最初にお断りしておくと、私はもう20年以上も手塚先生に師事しており、先生を尊敬していますので、悪い言葉を使えば先生に「洗脳」されています。先生が良いと言うことを良いと信じて勉強してきた20年ですから、そうした価値観での感想になります。ついでに言えば、このブログで書かれるコンサートレポートのすべては、こうした私の価値観で書かれる私的な感想ですから、全く客観的ではありません。

話をリサイタルの感想にもどします。
まず感じたのは、現在のクラシックギターの主流はもはやスペインを離れてしまったのかもしれない、という何となく寂しい気持ちと、少数派であっても古き良きスペイン気質を受け継ぐ師についていることの幸せです。

クラシックギターは現在では日本はもちろん世界中で愛好され、ピアノやバイオリンと同じようにクラシック音楽の一端を担う楽器としての地位を得ています。しかし、ギターとギター音楽がスペインで発展してきたことは事実であり、そこにはただ「クラシック音楽」のためだけの楽器ではない、民族音楽と切っても切り離せない関係がありました。そうした「スペイン臭さ」というのが現在、良くも悪くも失われつつあるのではないかと感じました。というのも、手塚先生と柴田杏里さんのギターにはその「スペイン臭さ」が充満していて、心底ワクワクしてしまったからです。

お二人の針の穴を通すような、鋭く澄んだ硬質の音色。爪と弦の摩擦の音までが音楽的なラスゲアード。この日のプログラムはこうした音色やスペインらしさを満喫できるものでした。気心知れた仲ならではの二重奏も良かったです。息がぴったりというのとはまた違うのですが、お互い全然違うことをやっているように見えて、実はどこか深いところが繋がっているという感じなのです。ソロを弾かれた時にはそれぞれ「大先生」に見えたお二人が、並んで二重奏をするとイタズラを企む少年のように見えてしまうのも面白かったです。

ピアノの高木洋子さんも素晴らしかったです。ギターとのアンサンブルではお二人の硬質なギターの音色を生かす柔らかな響きが印象的ですが、ソロではピアノらしい華やかな演奏で、その違いというか「弾き分け」に驚きながらも感動して聴きました。間近にレコーディングを控えたガジャルド・デル・レイ作曲のギター作品「ロルカ組曲」からの2曲も素敵な曲でCDになる日が待ち遠しいです。

ギターとピアノは、その編曲作品の多さ(主にピアノからギターへ、ですが、高木さんはギター作品をピアノに編曲するスペシャリストです)を考えても互換性のある楽器ですが、編曲においてはそれぞれの得意とするところ、響きや音色の違い、これらを知り尽くしてお互いの楽器らしさを生かすというところが面白いですね。高木さんの「ギターの曲をピアノで演奏する」活動は、始まりはご本人の「好き」という気持ちからであったとしても、全力で応援したい意義ある活動ではないかと思います。ひとつの作品をギターとピアノの両方で聴くと、ピアノではギターで表現しきれない音の広がりや重なり、ギターでは難しい運動性(軽やかで速いスケールなど)の実現などから曲のイメージがさらに膨らみますし、逆にギターでは必要最小限に削られた音数による表現の奥行き(言ってみれば枯山水の庭園のようですね)や様々に変化する音色の美しさに感動します。

今回も長々と書きましたが、たった1時間半のリサイタルでこれだけのことを考えさせられたのですから、内容はとても充実していたと思います。同じメンバーで11月にもコンサートが予定されているそうなので、こちらも楽しみにしたいと思います。



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# by yuko_kodama | 2017-03-05 08:17

アンサンブル「オリエンタル」2月練習会

毎月第一日曜日の午前中は、丸山耕太郎先生の指導するギターアンサンブル「オリエンタル」の練習会に参加しています。

実はこの練習会の折に、アポヤンド奏法についての10分ほどのミニ講座を持たせて頂いています。
前回は、アポヤンドを弾く時に陥りがちな右手のフォームのポイントについて説明し、アルアイレと大きくフォームが変わってはいけないこと、指を曲げてしっかり弦を掴むことなどを皆さんと一緒に確認しました。
今回は、この右手のフォームでしっかりと掴んだ弦をどのように離すか(放すか)という点を、弓矢に例えてお話しました。しっかりと弓に矢をつがえてギリギリまで引き絞ったところで放すーこれがff(フォルテシモ)の原理です。皆さん真剣な眼差しで話を聞いておられました。自分の音が矢となって前へ飛ぶ感じを体感して頂けたかな?
次回の内容もすでに決めてあります。ffときたら決まってます、あれですよ、あれ。ふふふ。

私はやはり、アンサンブルは大好きです。今回もとても楽しい2時間の練習会でした。次回も楽しみです!
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# by yuko_kodama | 2017-02-06 12:17 | ギター教室の話

富川勝智ライブ「冬の陣」@inF

1月29日(日)、大泉学園のライブハウス「inF」での富川勝智さんのライブを聴いてきました。前回は11月、とても良いライブでしたので今回も心待ちにしていました。

今回は前回よりも一層良かったです。プログラムの構成も前回の良い部分を踏襲しつつ、より前半のソロと後半の歌とのアンサンブルに関連が感じられる内容になっていて、演奏はもちろん「聴いてうっとり」ですが、その上で「ああ、勉強になるなあ」という部分がたくさんありました。

前半は富川さんのギターソロ。アルカンヘルの重量感を感じさせる音色はいつもながら素晴らしく、そして、それ以上に時代や様式の変遷をはっきりと弾き分ける表現の奥深さは富川さんならではと思いました。

前半特に素晴らしかったのはポンセの「エストレリータ」。この曲は、富川さんのスペインでの師匠ホセ・ルイス・ゴンサレス氏の愛奏曲で、直伝の演奏はいつも胸がキューンとなる感じですが、この日の演奏はこれまで数聴いてきた中でも最高のひとつと感じました。一音一音、どの音も全く無駄も隙もない、という感じ。音色、音量、他にも言葉に出来ない「ここでこの音」という感覚すべてがはまっていたような感じで聴き入っていました。もちろん人によって好みの差はありますが、私にとっての

“ああ、クラシックギターってこういう風に弾きたいのよ!!!”

という演奏でした。

さらに、ソルのエチュードから「富川セレクション」なる10曲。いかにも古典から初期ロマン派という上品な様式を表現する演奏で、練習曲がステージ映えする名品に早変わりしました。私もソルの練習曲は常々生徒さんたちに「これはステージで弾くに耐える名曲です」と言っていますが、本当に素敵な曲ばかりでした。中にはセゴビアの20曲や全音エチュード集などにも採られていない、あまり弾かれないものもありましたが、すべての曲が魅力的でした。「真似してもいいですか?」という私の問いに快く了解を頂きましたので、いつか私も「ステージでソルのエチュード」実現したいです。(これをこんな風に聴かせるのはほんと難しいんですけどね。)

後半は歌の藤沢エリカさんとのアンサンブル。エリカさんの歌は、オペラとは違うけれどフラメンコのカンテとも違う。。。古楽をメインに活躍されている方ですが、スペイン民謡素晴らしいです。今回はソルのセギディージャ集も新たに披露されましたが、前回も演奏されたタラゴー編スペイン民謡がやはり良かったです。何がいいって、このギターパートがいいんですよね。一般的に歌とギターというと、やはり歌が旋律、ギターが和声になります。ソルのセギディージャ集もそんな感じ。アンコールで演奏されたソルの歌曲は、そのまま歌パートをギターで弾いてギター独奏にしても違和感ない感じです。でもタラゴーのギターパートは、和声というよりも対旋律に徹している感じ。和声付けは、歌に対してではなく、ギターの弾く対旋律に対しての和声になっていたように聞こえました。歌とギターが完全に1対1で真剣勝負しているような演奏に感動しました。2回聴いたから分かったのかもしれません。
ちなみに、ソルのセギディージャ集では、先ほどエチュードをあんなに上品に弾いた同じギタリストが、こんなにフラメンコぽい土着の音楽を同じ楽器で弾くのかという、その幅広さに感服でした。

会場のinF、こぢんまりした店内に溢れるほどのレコード、CD、本。。。マスターが日本文学専攻されていたということで(私もなのです)、好みの本がたくさん!!次回は早めに行って、美味しそうなお料理を頂きつつ本を読みたいと思いました。

富川さんは今月26日、今度はポップスシンガーの石塚裕美さんとのユニットで同じinFさんに登場のご予定。今度はポップス⁈その幅広く、かつ奥深い活動には恐れ入ります。私なんかでは人生3回あっても足りないわ。。。





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# by yuko_kodama | 2017-02-04 11:04 | ライブ、コンサートの話

うたのおねえさん

毎朝、2才の次女とNHK Eテレの「おかあさんといっしょ」を見るのが日課です。

昨年4月に交代した新しい「うたのおねえさん」(あつこおねえさん)も、まもなく交代から1年。だいぶ歌の感じが変わってきました。

交代当初は歌声が透明なあまり、おにいさんの声と重なると聞こえなかったり、ひょうきんな歌では物足りなかったりしたのですが、最近は地声の混ぜ方(というのかな?)にも慣れたようで、聞こえないこともなくなりました。それと同時に、「音大出身の声楽家」という感じの歌い方が薄れてしまって残念だな、と思う部分もあります。

昨年9月の「ブーケ・デ・ボンボン」のコンサートでソプラノお二人とご一緒させて頂いて以来、色々なシーンでこれまでよりも歌に対する興味が深まっています。
私にとって、あつこおねえさんの醍醐味はやはり専門的な勉強を積んだ声楽家ならではの圧倒的な声量です。「おにのパンツ」で披露してくれたようなオペラ歌手のような発声を生かせる歌がまた聞きたいなあと思いながら、毎朝見ています。





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# by yuko_kodama | 2017-01-18 13:09 | クラシック音楽の話