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正解のない世界

このブログでは、自分のライブだけでなく、私が聴きに行った様々なコンサートのレポートを掲載しています。多くは、私が好きでチケットを求めたコンサートや演奏家についての感想なので、悪いことを書くことはまずありませんが、かといって、特別に気を使って、思いもしないような感想を書くことはあり得ません。どれも、私の正直な感想です。
なぜこんなことを改めて書いたかというと、先日、私のブログでの感想を読んで期待していた演奏家について、それほどの好感を得なかったという人とお話をする機会があったためです。

そういうこともあるでしょう。私がここで「素晴らしかった」という感想を書くのは、私個人の感想です。そうでない、と感じる人もまた、多くいるかもしれません。どちらも、間違いではありません。音楽というのは、マークシートテストのように、たった一つの正解があるような世界ではないからです。
音楽の良し悪しの感じ方(「良い」「悪い」という表現が正しいかどうかは別として)は、それを感じる個人の感性や嗜好に大きく左右されると思います。その感じ方も、一生変わらないわけではなく、音楽をたくさん聴くことや楽器演奏のレッスンを受けることで、好みが変わっていくこともあるでしょう。以前はちっとも良いと思わなかった演奏家のステージに感激したり、逆に昔はとても好きだった演奏家のステージがつまらなく思えたり。
でも、大切なのは、その時に自分がどう思ったかという感性を信じることです。ここで私が書いた感想と異なる感じ方をしたからといって、「耳が未熟なせいではないか」「勉強不足なのではないか」などと思ったり、逆に「kodamaは音楽を聴く耳を持っていない」と批判したりするのは、当たらないと思います。異なる感想を持ったときも、堂々とその意見を自分のものとして主張していれば良いのです。そういう考えに基づいて、私はこのブログで個人的な感想を掲載しているのです。ちなみに、私の感じ方とは異なる感想を聞くことも、私はとても楽しみにしています。

コンサートの感想にも、そして自分の演奏にも、決して「正解」はありません。だからこそ、音楽は面白いのだと、私は思っています。
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by yuko_kodama | 2007-12-19 22:30 | その他の話

コスモスライブ終了

d0030554_21485145.jpgもう一週間前になりますが、コスモスライブが無事に終了しました。年末のしかも金曜日という日程にもかかわらず、お忙しい中たくさんの方々が聴きにいらしてくださいました。ありがとうございました。
今回はお店にお願いして録音してもらったので、それを聴きながら一人反省会です。

デュオで幕開け。椎野さんの選曲でシャイトラーの「ソナタ 二長調」を全楽章演奏しました。この曲、11月に富川勝智氏とも演奏したのですが、今回はパートが逆だし、編曲も少し違うようでした。難しかった・・・。結果から言うと、しょっぱな1曲目という緊張を差し引いても、やはり雑な印象がぬぐいきれない感じです。(あくまで自分のパートについての感想です。)スピード感を大切にしたテンポ設定だったのですが、指のまわる椎野さんに「負けず嫌い根性」を発揮して少しムリをしてしまったようです。素直に「もう少しゆっくりにしましょう」と言えればよかったです。古典の様式美、エレガントさは、ほんのちょっとした気遣いで美しくきこえるし、その逆で、ちょっとしたことで崩れてしまうのですね。良い勉強になりました。

続いてソロ演奏。クリスマスにちなんで選んだ「聖母の御子」は、歌うには少しゆっくりめのテンポでしたが、フレージングはなめらかにいったと思います。今度はもう少しテンポを上げてみたいかな。音色の変化は、マイクがよく拾ってくれていました。クラシックギタリストのライブも増えてきたバック・イン・タウンでは、コンデンサーマイクを増やしてくれて、今回4人でのライブにもかかわらず、良いマイクが使用できたのです。お店側の気遣いにも感謝です。
最近継続的に取り組んでいる「魔笛の主題による変奏曲」も、大きなミスなく弾けましたが、第1変奏での弾きなおしと、最終変奏の終曲部分でのテンポの不自然な揺れ方がちょっともったいない。最後のアルペジオは苦しげ・・・。それでも、全体的には古典らしく弾けたと思います。(意外と、「古典らしい」というのが難しいのです。)名曲だけに、今後も引き続き練習して、演奏をブラッシュアップしていきたいです。
楽器の性能も、マイクをとおしてもなお、良く伝わっていたと思います。ぬけが良く、クリアな音に録れていました。ぼやけない音、針の穴を通り抜けるようなピントのあった感じは、私の大好きなこの楽器の特長です。

今年全体を振り返ってみると、だんだん、一定レベル以上の演奏を本番でも披露できる力がついてきたことを感じます。極度の緊張で指がガチガチになるようなことも少なくなりました。今後も、演奏力を磨き、その力を安定して発揮できるように頑張っていきたいと思います。

都合により、来年はライブおよびコンサートの予定を入れておりません。またステージに戻る日まで、力を蓄えていきたいと考えております。今後とも、応援よろしくお願い致します。
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by yuko_kodama | 2007-12-14 21:50 | ライブ、コンサートの話