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クラスタ 初ソロライブ終了!

国分寺のライブハウス「クラスタ」で、初めてのソロライブを無事終了しました。
お店に聴きにいらしてくださったお客様と、ここまでの道のりを応援してくださったたくさんの方々に、心からのお礼を申し上げます。

自分でも「とてもムリだ~」と思っていたソロライブですが、後押ししてくださった兄弟子にあたるギタリストの富川勝智氏や、クラスタのマスターのおかげで重い腰が上がり、さびついたレパートリーを掘り起こし、少しの新しいレパートリーを加え、トークを織り交ぜることで、何とか90分間のステージをこなすことができました。今は、無事に弾き終えた安心感と、「また新しいレパートリーを増やして、いつかまたソロでやるぞ!」という気持ちとで、いいカンジの充実感。本当にやってよかったと思います。

次回は11月10日に、若手実力派の楠幸樹さんとのジョイントライブを予定しています。
ぜひまた聴きにいらしてください。

児玉祐子 クラシックギター ソロライブ
7月28日(金) クラスタ
♪program
・ファンタジー (S.L.ヴァイス)
・プレリュード BWV999 (J.S.バッハ)
・マルボローの主題による序奏と変奏 (F.ソル)
・ラグリマ/ニ長調のワルツ/アランブラの想い出/アラビア風奇想曲 (F.ターレガ)
・映画「禁じらた遊び」~愛のロマンス (作者不詳)
・マズルカ・ショーロ/ショーロス第1番 (H.ヴィラ=ロボス)
・スケルツィーノ・メヒカーノ (M.M.ポンセ)
・アルゼンチン・サンバ (M.A.チェルビート)
・フーリア・フロリーダ/ワルツ第4番/ワルツ第3番 (A.バリオス)
・ハバネラ/暁の鐘/ロートレック讃歌 (E.S.デ・ラ・マーサ)
(アンコール)
・映画「千と千尋の物語」~いつも何度でも (木村 弓)
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by yuko_kodama | 2006-07-30 18:54 | ライブ、コンサートの話

いよいよ・・・ソロライブ!

明日7月28日(金)、国分寺のライブハウス「クラスタ」にて、初めてたった一人でライブをします。
どきどきどきどきどき・・・・

今までデュオやジョイントで何度か出演させて頂いて、お店自体にはすっかり馴染んでいるのですが、ソロライブをやるのは初めてです。ソロというのは、要するに、一晩45分×2の90分間のステージを一人で弾ききるということ。私にとっては、頑張って弾きためてきたレパートリーを出し切って、よやく追いつくかどうかという、全く余裕のない時間です。時間がたくさんあまってしまったらどうしよう?歌うか?踊るか?笑ってごまかすか?

そんなことばっかり考えてしまう前日の晩ですが、明日ちゃんと弾ききれるように、今夜は少し練習の手を休めて、美味しいものでも食べようと思っています。

ちょっと遠いですが、お時間ある方はぜひクラスタまで足を伸ばしてくださいね♪
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by yuko_kodama | 2006-07-27 20:01 | ライブ、コンサートの話

神成 理 ギターリサイタル

7月22日(土)、スペイン在住の実力派ギタリスト 神成 理(かんなり とおる)氏のリサイタルがありました。

今回のリサイタルは、時間としては短めではありましたが、内容がびっくりするくらい濃い、充実したものでした。
まず、そのプログラム。3年前の来日コンサートとは、全く内容を変えていますが、そのコンセプトは一貫して、「埋もれた名曲の発掘」にありそうです。ご本人曰く、「この世界にも流行り・すたりがあり、演奏頻度の高い曲というのが、すごく限られている。自分は、そういうものではなく、演奏されない名曲に光を当てたい」とのこと。言葉どおりの曲が並ぶプログラムにあって、その演奏内容も素晴らしいものでした。

前半はA.ソレールのソナタ3曲でスタート。ソレールは、スカルラッティの弟子でもあり、スペインで活躍した鍵盤の作曲家です。スカルラッティの曲よりも、スペイン的なリズム感や色彩に富んでいるのが特徴です。自身の編曲による演奏ですが、「こんなに難しい曲からイキナリ弾き始めて、大丈夫なの?」と思うくらいの凝った編曲。しかし、聴き進めるうちに、そんな心配はどこへやら、すっかり音楽の世界に引き込まれてしまいました。ミスのない演奏に加え、そのタッチの力強さが、古えのイベリア半島のリズムを鮮やかに描き出していて、その立体感が素晴らしい。
アルカスの「ファンタシア」は、様々なモチーフを散りばめた大曲。私は、生演奏に接するのは今回が初めてです。アルカスには、当時流行していたイタリアオペラのモチーフを用いた作品も多く、そのオーケストラ的で華やかな作風が特徴です。この「ファンタシタ」もそうした1曲で、神成氏の指が紡ぐ、芯のある太い音色とダイナミックレンジの広さによって、その華やかさが存分にアピールされました。その全体の華やかさの裏には、それぞれのモチーフの表現の細やかさがあり、美しい歌いまわしが随所で光っていたと思います。
さて、その歌いまわしの美しさが最も発揮されたのが、前半最後に演奏されたトローバの「ラ・マンチャの唄」ではないでしょうか。「唄」という題名どおり、スペイン中央部カスティーリャ地方の民謡を題材とした作品です。これも、生で聴くのは初めてです。氏の演奏は、かの地に長年暮らすからなのか、呼吸をするように自然に「唄」が紡がれ、絶妙な間合いで聴衆をひきつけ、その美しい音色で魅了する・・・ため息を誘われるような演奏でした。この曲も、大変難しいと思われますが、そうしたことを一切感じさせずに、聴衆を音楽に集中させてしまうのはさすがです。

後半は、テデスコ「悪魔の奇想曲」から。「悪魔」というタイトルからは、テクニカルで激しい曲想が想像されますが、その難しさはさておき、激しさとは無縁の、穏やかな美しさを感じさせるメロディが印象的な曲です。それは、テデスコがこの曲をパガニーニ讃歌として書いているからであり、最後には有名な「ラ・カンパネラ」のメロディが引用されています。氏はこの曲においても、ヴィルトゥオーゾ的なパッセージをこれみよがしに弾いてみせるのではなく、あくまでも全体の表現に気を配った格調高い演奏が聴かれ、私は演奏の素晴らしさというよりもむしろ、テデスコの曲の美しさに感動したくらいです。個性を前面にアピールすることが良しとされることもあるでしょうが、曲本来の美しさを生かすことの大切さを感じました。もちろん、そのためには並外れたテクニックが必要であることは言うまでもありません。
次は、最近よく演奏されるようになったD.レイスの作品から3曲。ブラジリアンテイストの美しい曲は、最近アマチュアギタリストなどの間でも流行しているようで、私も耳にする機会が多いです。さすがに、「プロの演奏かくあるべし」みたいな感じの演奏で、美しいメロディに心地よく身をまかせて聴き入りました。
最後は、デュアートの「カタロニア民謡 “盗賊の歌”の主題による変奏曲」。これは、録音にも接したことがなく、まったく初めて聴きました。現代的な作品で、中には一聴しただけでは元のメロディがさっぱり分からないような変奏もありましたが、ハーモニクスなど効果的なギター奏法も多く用いられ、非常に面白い作品です。私は、途中で主題が「盗賊の歌」であったことも忘れてしまい、楽しく興味深く聴いているうちに、最後にラスゲアードで華やかに再現された主題を聞いて「ああ、変奏曲だったっけ」なんて思い出したりしていました。こうした、知られない名曲を楽しく紹介できるのも、器の大きさでしょうか。

神成氏は、すでに若手とは言いがたいキャリアを積んだ年齢のギタリストでありながら、決まったプログラムに安住することなく、常に新しいものを携えて来日されています。その貪欲な姿勢には毎回驚かされますが、お話をすると、穏やかで丁寧な物腰の中にも、「いたずらっ子」的な好奇心が垣間見え、そうした「若さ」も、これらの興味深いプログラムを支えている一つの要素なのではないかと思います。
次の来日は、3年後か5年後か・・・・また期待が高まります。

♪Program
・ソナタ No.37、87、84 (A.ソレール~神成編)
・ファンタシア (J.アルカス)
・ラ・マンチャの唄 (F.M=トローバ)
・悪魔の奇想曲 (M.C=テデスコ)
・もし彼女がたずねたら/二つの道/ショドー・ダ・バイアーナ (D.レイス)
・カタロニア民謡による主題と変奏 Op.25 (J.デュアート)
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by yuko_kodama | 2006-07-25 20:01 | ライブ、コンサートの話

ドラマの挿入曲

先週木曜日、ぼーっとテレビドラマを見ておりました。沢口靖子さんが科学捜査官役で出てる刑事ドラマ。(毎週決まった時間に見ることができないので、たまに見ると、一話完結の刑事ドラマって見やすいんですよね・・・・)

今回の犯罪の舞台になっていたのは、超高級イタリア料理店。イタリア民家風の凝った外装と、高級感たっぷりの落ち着いた内装で、1日3組限定でおもてなし・・・・という設定のレストラン店内でかかっていたBGMは??

普通、イタリア風の音楽を想像しますよね?
カンツォーネならイタリアンレストランの定番。
それが俗っぽく感じるなら、イタリアオペラのアリアとか。
こだわらなければ、普通の弦楽系のクラシック音楽も似合いそうだし。
なんて思いますよね?

レストランが出てきた瞬間の音楽は、なんとサグレラスの「蜂すずめ」。もちろん、クラシックギターソロ。なんか・・・高級イタリアンレストランというには、緊張感たっぷりすぎません?刑事ドラマだから?

その後、店内でのお食事シーンには、おそらく同じアルバムからと思われる、バリオスの「森に夢見る」やラウロの「ベネズエラ・ワルツ」なんかが使われてました。雰囲気はいいですけど、「イタリアンレストラン」に対する上記のような音楽的偏見を持っていた私は、「南米ものか・・・。これはやられた!!」と、一人で大笑いしてしまいました。

いや、特にいつもテレビばっか見てるわけじゃないです。
でも、練習の虫でないことは確か・・・。(汗)
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by yuko_kodama | 2006-07-24 09:13 | ギター音楽の話

報告 ランチライブ

本日、曙橋のバックインタウンにてランチライブを行いました。
今日は、よく来てくださるIさん、初めてご来店のPさんが聴いてくださいました。一般のお客様が多く、店内はお喋りの声、給仕に伴う雑音などでかなりざわついていましたが、音はよくとおっていたようです。私のほうは集中するのが大変で、最後はちょっとくたびれ気味になってしまいましたが、これも修行のうちです。

心配したお天気も、晴れとはいかないまでも、雨が降らずによかったです。
Iさん、Pさん、ご来場ありがとうございました。
来月は8月25日(金)に出演予定です。また皆さまのお越しをお待ちしております♪

♪本日のプログラム
・映画「禁じられた遊び」のテーマ ~愛のロマンス
・ラグリマ (F.ターレガ)
・ファンタジー (S.L.ヴァイス)
・アルハンブラの想い出/アラビア風奇想曲 (F.ターレガ)
・スケルツィーノ・メヒカーノ (M.M.ポンセ)
・ワルツ第3番、第4番 (A.バリオス)
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by yuko_kodama | 2006-07-20 16:26 | ライブ、コンサートの話

明日はランチライブ

最近どうも更新が滞りがちです、すみません。

さて、明日は1ヶ月ぶりに、バックインタウンでランチライブ。何を弾こうかな・・・。
というと、なんだか余裕な感じもしますが、そんなことは全くありません。実は、今、月末28日のクラスタでのソロライブに向け、必死に追い上げ練習中。今になって焦っても遅い、という気はするのですが、何事も直前にならないとエンジンがかからないタイプなんです。(学生時代は、もちろん一夜漬けでテストを切り抜けてきた!自慢にならないけど。)

ソロライブでは、今まで弾いてきたもの、全部やります。(そうしないと時間が余っちゃう!)というわけで、今は毎日、持ちネタ総復習です。だから、明日も、その中から何かを弾こうと思っています。あまり弾いてないネタをやりたいな、と思っています。お時間のある方は、ぜひ足をお運びくださいね。クラスタでのライブもよろしくお願いします。
(クラスタライブの予約は、お店のEメール、classta@manager.interq.or.jp で受付中です。)

予報では雨みたいですが、ギターを持ち歩く日は、出来れば晴れてほしい・・・・明日天気になぁれ!
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by yuko_kodama | 2006-07-19 22:00 | ライブ、コンサートの話

楽器がお好き?音楽がお好き?

突然ですが、このブログを読んでる人で、楽器を演奏なさる方。
あなたが演奏を始めたのは、その楽器が好きだから?それとも音楽が好きだから?

先日、仕事のない昼間にテレビをつけておりましたら、有名なオーボエ奏者の宮本文昭氏が、NHKのトーク番組に出演しておりました。宮本氏は、今年度限りでオーボエ奏者としてのキャリアから引退することを表明されています。ソロ楽器としては地味なオーボエの地位を引き上げ、人気絶頂のオーボエ奏者であり、最もアブラののったこの時期になぜ引退なのか・・・というのが、番組でも話題の中心でしたが、それに対する彼の答えは次のようなものでした。

自分はオーボエが好きで始めたのではない。音楽が好きで、とにかく音楽の道に進みたかった。進路を決定するのが遅れたので、他の楽器では音楽の学校へは進学できなかった。オーボエを選んだのではなく、オーボエしかなかったのだ。
今、大好きな音楽の仕事をする上で、「オーボエ」以外のことができなくなってしまった。コンサートを企画しても、必ず「オーボエを」と言われてしまう。好きな音楽ではなく、オーボエに合った音楽を選ばざるを得ない。ならば、オーボエを手放そう。と。


すごいですよね、なんか。
でも、「音楽が好きで、楽器を始めた」というのは、私も共感できます。私自身、どうしてもギターが好きで始めたというよりも、音楽がやりたくて、楽器は何でもよかった。大学に入ったとき、オーケストラやブラスバンドも見学に行きました。合唱も。オケやブラバンは、初心者には敷居が高かったし、合唱よりは楽器がやりたかった。で、初期投資も少なくて、初心者ばっかりだったギターサークルに入ったのです。

始めてしばらくは、ほとんど遊びでしたが、だんだん楽しくなってきました。楽器を変えてからは、本気でプロを目指すまでに真剣になりました。今はギターが大好きで、ギターに夢中。たとえ音楽が好きだからと言っても、ギターをやめようなんては思えません。

でも、いい演奏会の後なんかは、思いますね。
60歳になったらギタリストは引退して、ヴァイオリンでもやろっかな。とか。
思うだけですけど。
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by yuko_kodama | 2006-07-13 15:31 | クラシック音楽の話

コンサートと食事

今日の朝日新聞夕刊に、思わず「そうそう、そうなのよ~っ」とうなずいてしまうような記事がありました。
いわく、「クラシックのコンサートへ行くとき、夕食はどうしてる?」
記事は、「劇飯(ゲキメシ)」というタイトルの連載コラムで、3日目の今日は“クラシックの巻”となっています。以下に、冒頭の文章を引用します。

今夜はクラシックの演奏会。出かけるあなた、さて腹ごしらえは?
・・・中略・・・
仕事の後に行くのなら、事前にゆったり食事はとれない。食べずに臨めば休止符の静寂を腹の虫が破る、かもしれない。
直前にかき込むか、短い休憩中にのみ込むか。数ある芸術分野で、クラシックのコンサートは、何とも食事が悩ましい。

(朝日新聞 2006.7.7 夕刊)

ね?「そうそう」って思う方、多いのではないですか?

私の場合「事前にゆったり食事」というのは、仕事のあるなしに関わらず、あまりやりません。普段の夕食も時間が遅いため、7時の開演前に夕食となるとちょっと早すぎる。かといって、9時過ぎにもなる終演後にゆっくり、というのも、会場ホールが自宅から遠ければ難しいですよね。以前、都心から1時間半以上かかる郊外に住んでいた頃は、あっという間に終電の時間がくるので気がぬけませんでした。

記事では、都内のホールの食事情を紹介。
上野の東京文化会館に入るフランス料理店「フォレスティーユ静養軒」は、スピード勝負。人気のハヤシライスは、注文してから2分で出てくるのだそうですから、時間のない開演前や幕合いでも大丈夫そうですね。(ただし食べるのが早い人は。)一方で、時間に関わらず終演後1時間は閉店しないので、終演後の食事も問題なし。
渋谷のNHKホールは、縁日のようなにぎわいで、まい泉のかつサンド、江戸前ずし、幕の内弁当、深川めし・・・・など。年配の方に人気だそうです。ただし、格調の高さを守るため、ポップスの公演では販売される中華まんやフレンチドッグは、クラシック公演の日は販売されないそうです。ふーん。
初台の新国立劇場では、併設レストラン「マエストロ」(いいネーミングですね!)が、ロビーで軽食を販売。ワインやシャンパンもあって、雰囲気抜群らしいです。

さて私は・・・。
記事に出てくるような大ホールでのコンサートへ足を運ぶ機会はめったにないし、あっても、食べるのがのろいので、幕あいで食事なんて、とてもとてもできません。
今は交通の便が良いところに住んでいますから、会場で出会った友人たちと居酒屋さんへ、というパターンも結構あります。でも、結局、一番多いパターンは、自宅近くのラーメン屋さん。
家のそばまで帰ってくれば一安心。でも、わざわざ家で食事を用意するなんて面倒。時間が遅いから、普通の店はとっくにラストオーダー。
だから、ラーメン屋さんです。
皆さんはどうですか?

そうそう、公演中の腹の虫には、私は飴玉で対処してますよ。
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by yuko_kodama | 2006-07-07 23:34 | メディア(番組・記事)紹介