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NHK-FM「小原孝の弾き語りフォーユー」

ラジオの話です。

NHK-FMで平日の11時半から放送されている「小原孝の弾き語りフォーユー」は、ピアニストの小原孝氏が、リスナーからのリクエストやその時々の話題、季節に合わせて選んだ曲を、美しいピアノアレンジで紹介する番組です。
毎日、その時間に合わせてラジオの前でスタンバッているわけではありません。たまたまラジオがついているときに流れてくると、つい耳を傾けたくなる番組です。

小原氏のアレンジは、高音域を中心とした音使いで、オルゴールのような優しい響きです。「癒し系」という言葉でひとくくりにするのは好きではないのですが、心の中にすーっと沁みこんでいくような透明感があります。
こんな心地よい音楽が奏でられたら、弾いている本人も気持ちよいのだろうなと思いました。

ラジオは、音を聞いていればいいので、テレビと違って場所に縛られません。家事の友には最適ですね♪
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by yuko_kodama | 2005-06-28 15:16 | メディア(番組・記事)紹介

村治奏一 NHK「トップランナー」に出演

若手ギタリスト村治奏一さんが、昨夜のNHK教育テレビ「トップランナー」に出演されていました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

なかなか、面白い話をたくさんしていました。ギターを弾かない人には「???」な話も多かったでしょうね。それだけ彼が、クラシックギターについて、深く真摯に勉強しているということではないかと思います。指の関節の使い方の話、視覚的イメージでの暗譜の話などは、中でも興味深い内容でした。

「ギターの魅力は何ですか?」と尋ねられた奏一さんの答えは、「伴奏もメロディも、一人ですべてを弾けるところ」というものでした。こんなトップギタリストも、本当にふつうの、当たり前のことを考えてギターを弾いているんだなーと思い、なんだかちょっと嬉しくなってしまいました。
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by yuko_kodama | 2005-06-27 12:43 | メディア(番組・記事)紹介

土曜の午後

昨日は、ランチライブに出演。ご来場いただいた方、ありがとうございます♪

今回は1曲目に、江部賢一編曲の、映画「千と千尋の神隠し」のテーマを演奏してみました。大ブームになった曲なので、食事中のお客さんもかなり注目してくれたみたいです。オリジナルは、木村弓さんが小さな竪琴のような楽器(正式な名前がわからないんですけど)で弾き語りをしていたように記憶しています。だから、クラシック・ギターの優しい音色と相性がいいみたいです。
ハープの音色を意識して、スル・タスト(指板の上で弾く、という意味)で、思い切り甘い音色を引き出してみました。
他の演奏曲目は以下のとおり。

♪曙橋 Back in Town ランチライブ
・「千と千尋の神隠し」のテーマ “いつも何度でも” (木村弓)
・「禁じられた遊び」のテーマ “愛のロマンス” (作者不詳)
・ラグリマ (F.ターレガ)
・雨だれ (リンゼイ)
・アラビア風奇想曲 (F.ターレガ)
・マルボローの主題による序奏と変奏 (F.ソル)
・ロートレック讃歌 (E.S.デ・ラ・マーサ)

※次回のランチライブは、7月21日(木) 13時スタートです。

土曜日は仕事がないので、のんびり過ごすことが多いです。今も、ぼーっと今後のことなど考えながら、お茶を飲んでおります。

7月・8月は、コンサートやライブの予定をほとんど入れていません。この機会に、少しレパートリーを見直したり、新しい曲に挑戦したり、できたらいいなと思っています。
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by yuko_kodama | 2005-06-25 16:33 | その他の話

明日はランチライブです♪

明日6月24日(金)、曙橋バック・イン・タウンにてランチライブを行います。
13時スタート予定。

梅雨特有のじめじめとした毎日です。私の愛器「マルセロ」も、すっかり音が鈍ってきました。どんなに気をつけていても、湿気の多いこの季節は鳴りが悪くなり、練習に気が入らなくなってきます。そんなときにライブの予定があると、イヤでもさぼっていられないというか・・・いい意味で刺激になっていると思います。

明日は、ご機嫌ナナメの我がマルセロ君が、私の演奏にどのように応えてくれるか。怖いですね~。頑張ります。
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by yuko_kodama | 2005-06-23 15:31 | その他の話

フアンホ・ドミンゲス in 草月ホール

6月16日(木)、青山の草月ホールにて、タンゴ・ギタリスト フアンホ・ドミンゲスのコンサートがありました。

なぜ私が畑違いのタンゴを?と言われそうですが、故あって以前からフアンホ・ドミンゲスの大ファンです。彼のギターテクニックは常識を超えたすさまじいものであり、またその音楽性は「タンゴ」というジャンルを超えて、どんなレパートリーも思うがままに表現することのできる懐の深さを備えています。彼のコンサートには、クラシックギタリストやクラシックギターファンも数多く足を運んでいます。

演奏は、フアンホをメインに、セカンド・ギター、バス・ギターを加えたトリオで行われ、特別ゲストとしてタンゴ歌手のマリア・ホセ・メンターナが素晴らしい歌を披露してくれました。

この日は、2夜連続公演の初日で、タンゴやミロンガの古典的名曲を集めたプログラム。残念ながら行けなかった二日目は、ピアソラを中心にバリオスなどのクラシックも含めたプログラムとなっていました。

舞台にフアンホが登場した瞬間から、聴衆の目はフアンホの神業のようなギター演奏にくぎ付け。それにも増して、耳はそのキレのよいタンゴにうっとり!最初の2曲が終わってフアンホが汗をぬぐうと、客席からは早くも「ブラボー!」の声があがりました。
その後、マリア・ホセ・メンターナの歌で「アルフォンシーナと海」。彼女の力強く、情感たっぷりの歌が始まると、フアンホのさっきまでの存在感がウソのように消え、私は伴奏がギターであったことも忘れるくらいにその声に聞き惚れました。思わず涙が出たくらいです。
これが、フアンホ・ドミンゲスというギタリストの本当のすごさです。伴奏にまわったとき、どうやったら「主役」が最も引き立つかを、心憎いほどに分かっているのです。
前半最後に演奏されたA.ラウロのベネズエラワルツは、クラシックギターのための作品です。トリオで迫力満点、キレ味抜群にアレンジされた曲を聴きながら、この楽曲が本来持っている「リズム」と「歌」の魅力を満喫しました。

こうして書いているとキリがないのですが、とにかくフアンホは「すごい!」。
後半も、泣かせる曲あり、ノリのよい曲あり、「エストレリータ」(ポンセ)、「パラグアイ舞曲」(バリオス)といったクラシックの名曲あり、と、拍手をする手が痛くてたまらない。
割れんばかりの拍手に応えてのアンコールは、「ディキシーランドジャズ・メドレー」と「ラ・クンパルシータ」。これだけ聴けば、大満足。本当に幸せな一夜でした。

フアンホの魅力を文章で説明することは、本当に難しい。きっと聴かなければ、その「すごさ」は分からないと思います。
フアンホがギターを弾くのを、もしまったくギターという楽器を弾いたことがない人が見れば、「ギターはなんと簡単に弾ける楽器だろう」と、間違いなく思うでしょう。そして、少しでもギターを弾いたことがある人が見たならば、「あんなことが出来るのは神様だけだ」と思うでしょう。彼のすさまじさが、少しは分かりますか?

♪フアンホ・ドミンゲス・トリオ 「ギター伝説」

Program
・古い街角 ・マラ・フンタ(悪い仲間) ・レクエルド(想い出)
・アルフォンシーナと海*
・過ぎ行く日々 ・牛車にゆられて ・プルメリージョのガト
・アマラディートス(ぴったりと寄り添って)*
・ベネズエラワルツ 第2番、第5番、第1番
・ショーロ・エン・ラ ・粋な若者 ・彼らのミロンガ
・トルメント*
・エル・チョクロ ・エストレリータ ・君がいないとき
・パラグアイ舞曲
・マレーナ* ・パシエンシア*
・パリのカナロ ・バンドネオンの嘆き
(アンコール)
・ディキシーランドジャズ・メドレー
・ラ・クンパルシータ*

*マリア・ホセ・メンターナ(歌)
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by yuko_kodama | 2005-06-22 17:31 | ライブ、コンサートの話

トリプル・ジョイント・ライブ in クラスタ

2005年6月17日(金)、国分寺クラスタにてライブを行いました。

毎度のことですが、クラスタでの演奏はどこで弾くよりも緊張します。聴衆との距離が近いからでしょうか。弾きなれたはずの曲も、途中でド忘れしちゃったり、いつもはちゃんとキマるスケールが全然弾けなくなったり・・・。まだまだ修行不足です。
だからこそ、「次は頑張ろう!」という気持ちがまた湧いてきます。これからも、より良い音を求めて、より素敵な音楽が奏でられるように、頑張っていこうと思います。

楠くんは、本当によく指が動く。右手のタッチも安定して、音色は以前よりぐんとよくなったらしいです。(私は、そんなに以前の演奏は知らないのですが。)若さ溢れる、さわやかな演奏でした。

大先輩である富川さんは、ほとんど演奏される機会のない現代曲を披露。しかし、前後に聴きやすい名曲を配して、抜群のプログラミング。「これぞ本物のギターの音色!」という美音で、聴衆ばかりでなく共演者まで魅了しました。

初のトリプル・ジョイント・ライブでしたが、他の共演者の演奏を聴くのも、トリオの演奏もとても楽しかったです。機会があれば、ぜひまたやりたい企画です。

ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
以下、当夜のプログラムです。

♪クラシック・ギター トリプル・ジョイント・ライブ
<楠幸樹>
・ショーロス第1番 (H.ヴィラ=ロボス)
・大聖堂 (A.バリオス)
<楠幸樹&児玉祐子>
・三千院/イヴニングダンス (A.ヨーク)
<児玉祐子>
・アラビア風奇想曲 (F.ターレガ)
・マルボローの主題による序奏と変奏 (F.ソル)
<富川勝智&児玉祐子>
・幻想曲 Op.54bis (F.ソル)
<富川勝智>
・ラグリマ (F.ターレガ)
・スケルツォ Op47 (S.ブロトンズ)
・マドローニョス (F.モレーノ=トローバ)
<富川勝智&楠幸樹>
・ペニー・レーン/フール・オン・ザ・ヒル (ビートルズ)
・ララバイ (コシュキン)
<富川勝智&児玉祐子&楠幸樹>
・Citharoedia Strigoniensis (F.ファルカシュ)

(アンコール)
・“シャボン玉”変奏曲 (藤井敬吾)

ライブの写真付きレポートが、クラスタのHPに掲載されてます!

次回は11月2日(水)に 楠幸樹&児玉祐子 ジョイントライブ が決定しました。
「11月のある日」と題して、ひとつオトナになった楠くんとお送りします。お楽しみに!
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by yuko_kodama | 2005-06-17 23:35 | ライブ、コンサートの話

もくもくと

今週末は、久々に家でのんびりと過ごしました。

明けて今週、私はもくもくと家で過ごしております。
週末金曜日に控えたライブに向け、練習中であります。
頑張らなくちゃ。
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by yuko_kodama | 2005-06-14 14:38 | その他の話

カネンガイザー in トッパンホール

もう三日前になりますが、6月10日(金)にトッパンホールで行われたウィリアム・カネンガイザーのリサイタルへ行ってきました。

プログラムは幅広い音楽を集めたもので、誰が聴いてもおそらく楽しめる内容といえるでしょう。
前半は、ファリャ「粉屋の踊り」に始まり、ヘンデル、ロドリーゴ、最後にソルの「グラン・ソロ」という、これだけでも“おなかいっぱい” な内容。
私は、特にヘンデルの「組曲第八番」が素晴らしかったと思いました。カネンガイザー自身が手がけた編曲とのことです。何が素晴らしいかというと、各声部の歌い分けです。それぞれの声部が、それにふさわしい音量と音色ではっきりと歌い分けられているので、大変美しい。
これは、後半に演奏されたフレデリック・ハンドやブライアン・ヘッドの、現代アメリカ的な音楽を演奏する際にも感じたことでした。ベースラインとメロディ、伴奏の和音など、まるで合奏をしているようにはっきりと分けられていて、胸がすかっとするような爽快な演奏でした。

余談だけれど、トッパンホールの音響は素晴らしい。
ちょっと駅から遠いのが不便なのですが、ギターの音を、そのままはっきり正確に、そして減衰なく(少なく)伝えてくれる、素晴らしいホールです。

今年は、来日アーティスト目白押しで、収入はすべてチケット代に消えてゆくような気配です。それもまた楽しくていいのですが。
今月は、16日のフアンホ・ドミンゲスのライブも楽しみです。

♪今回のコンサート

ウィリアム・カネンガイザー・ギター・リサイタル

Program
・粉屋の踊り (ファリャ)-カネンガイザー編
・組曲第八番 (ヘンデル)-カネンガイザー編
・小麦畑で/古風なティエント/ファンダンゴ (ロドリーゴ)
・グラン・ソロ (ソル)
・ミッシング・ハー (ハンド)
・友だちのためのスケッチ集 (ヘッド)
・キューバの子守歌/特性的舞曲 (ブローウェル)
・コユンババ (ドメニコーニ)

(アンコール)
・トルコ行進曲 (モーツァルト)-カネンガイザー編
・浜千鳥
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by yuko_kodama | 2005-06-13 12:05 | ライブ、コンサートの話

予告!6月17日(金) トリプル・ジョイント・ライブ in クラスタ

本日は、来週金曜日にせまった、国分寺クラスタでのライブのリハーサル。
初めて3人そろってのトリオの合わせをはじめ、デュオの練習と打ち合わせを行いました。

トリオ。とても面白い曲です。
自分のパートだけを練習していたときには分からなかった旋律の美しさに気付き、がぜん練習が楽しくなってきました。いい曲です。
ぜひクラスタでの本番をお楽しみに!

ちなみに、楠&児玉デュオでは、大好評につき(?) A.ヨーク作曲、「三千院」「イヴニング・ダンス」を再演。
富川&児玉デュオは、ソル作曲、「幻想曲 Op54 bis」を。こちらは、明日あらためてリハーサルです。難しいのです、この曲。これから一週間で、「締め切り効果」による仕上がりを期待しています。こちらも、スリリングな本番をお楽しみに!

♪当日タイムテーブル
楠ソロ
児玉&楠
児玉ソロ
(休憩)
児玉&富川
富川ソロ
富川&楠
トリオ

というわけで、今回は宣伝でした!
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by yuko_kodama | 2005-06-09 23:53 | ギター音楽の話

荘村清志ギターリサイタル in ノクティホール(川崎)

2005年6月5日、荘村清志氏のギターリサイタルがありました。

荘村氏は、何十年も日本ギター界の第一線で活躍されているギタリストです。にもかかわらず、私は、コンサートを聴くのは今回が初めてでした。大変、新鮮な印象を受けました。
以下、失礼な言い回しや感想があるかもしれませんが、あくまでも、素晴らしい演奏であったことを伝えたいという私の主旨を、ご理解いただきたいと思います。

プログラム前半で最も印象的だったのは、ソルの「マルボローの主題による変奏曲」。
私もよく演奏する曲ですが、まったく違った解釈での演奏に、大変驚くと同時に、新鮮さを感じました。特に、聴き取れないほどのスピードでアルペジオを奏でた華やかな最終変奏は、若々しさに溢れていて、圧巻でした。これをアピールするために「魔笛」ではなく「マルボロー」を選んだのでは、と思わせるほどの、圧倒的な演奏でした。
名曲でありながら演奏される機会の少ないこの曲は、他人の演奏に接して学ぶ機会が限られます。その意味でも、貴重な演奏でした。

後半では、なんといっても武満徹の「フォリオス」が素晴らしかったと思います。難解な曲だと思うのですが、他に演奏された曲と比べて、音色の美しさが際立っていました。

今回のコンサートでは、ご本人がマイクを取り、演奏する曲についての解説を加えてくださったのも印象的でした。「有名な」ギタリストが「コンサートホール」で行う「リサイタル」で、このようなスタイルをとることに、初めて出会ったように思います。トークには、氏の気さくな人柄が表れていました。特に、荘村氏の依頼によって書かれたという前述の「フォリオス」では、故人との思い出を語り、演奏に深みを加えたと思います。

全体として感じたのは、「理由のない魅力」とでも言いましょうか・・・。
音色が大変美しい、歌いまわしが素晴らしい、突出したリズム感だ・・・・など、どれも氏の演奏には当てはまらないような気がするのですが、それでも惹きつけられてしまう。
感動するのに理由はいらない、と感じたリサイタルでした。
そして、それこそが、氏が40年近い歳月にわたって第一線で活躍を続けている理由であり、またその歳月が、「理由のない」(または「理由の分からない」)魅力へと還元されていくのではないかと思いました。

♪今回のコンサート
「荘村清志 ギターリサイタル」 ノクティホール

Program
・聖母マリア頌歌集 (賢王アルフォンソ)
・マルボローの主題による変奏曲 (F.ソル)
・スペインのセレナード (J.マラッツ)
・ひとつのワルツとふたつの愛/もし彼女が尋ねたら/ショドー・ダ・バイアーナ (D.レイス)
・バーデンジャズ組曲 (イルマル)
・フォリオス (武満徹)
・「南米組曲」より タキラリ/ショーロ/グァラニーア/ガト・イ・マランボ (アジャーラ)
・11月のある日/舞踏礼賛 (L.ブローウェル)
・郷愁のショーロ (A.バリオス)
・セビリア (I.アルベニス)

(アンコール)
・カンシオン (モンポウ)
・ベネズエラワルツ第三番 (ラウロ)

荘村清志(g)

蛇足ですが、演奏の感想を言葉にして伝えるのは、本当に難しいですね。
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by yuko_kodama | 2005-06-07 09:45 | ライブ、コンサートの話