カテゴリ:ギター教室の話( 49 )

ギターを持たずに練習

たまにレッスン中に、「では、ちょっとギターを横に置いてみましょう」と言うことがあります。ギターを練習する場合(ギターに限らず楽器演奏といえるでしょうが)、楽器がなくても出来ることも結構あります。

例えば、リズムの練習。
うまく拍子に合わせて弾けない場合は、楽器を持たずにメトロノームに合わせて歌うなどの方法が有効です。頭で理解していないままに楽器を持っても、混乱するだけ。まずはしっかりと音符の長さや休符を頭に入れて、淀みなく歌えるようになったら楽器を持ちましょう。スムーズに弾けるはずです。問題は、これが出来るまで楽器を持たずにいられるかということ。皆さん、ギターが大好きで勉強されているので、ついつい出来なくても何でも弾きたくなっちゃいます。その場合は、すでに弾ける曲を弾くとか、リズムの易しいほかの曲を勉強するなどして、ストレスを解消しては?とにかく弾いていればいつかは上達する、というのも間違いではありませんが、近道ではないのです。

例えば、指の独立を高める運動。
仕事が忙しくて楽器を持つ時間がとれない、という人もいますよね。時間のある人でも、電車に乗っている時、病院でも待ち時間など、ぼーっとしている時間を有効に使えるなら練習したい、と思う熱心な人もいるかもしれない。そんなときは、指の独立を高めるための運動はどうでしょう?(座っている場合)膝の上に手を乗せて手のひらを少し浮かせ、ギターを弾くときのように指を少し丸めます。このように5本の指が膝についた状態で、薬指だけを上げる。できますか?小指がつられて動いたりしませんか?続けていれば、薬指だけが独立して動くようになります。ただしやりすぎないこと。手をいためないように気をつけてくださいね。指を動かすときの筋肉の使い方に注意して、どこに力を入れれば指が動くかを考えると、最小の力で指を動かせます。演奏時の脱力にもつながります。薬指だけでなく、色々な動き方を工夫して、各指を鍛えることができます。

ほかにも、強弱などの表現方法をイメージして考えたり(楽曲分析)、暗譜したり、たくさんありますね。「ギターの練習=楽器を構える」と思わず、楽器なしの時間も大切にしたいと、自戒をこめて思います。
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by yuko_kodama | 2005-12-07 13:58 | ギター教室の話

発表会効果

今日は蒲田でレッスン。発表会を終えて、2週間ぶりのレッスンですが・・・。

いつもと変わらぬ気持ちでレッスンへ出掛けて驚きました。生徒さんの目の色が変わっている!!欠席の目立つ日もあったのが、今日は全員出席。色々な曲に興味を持って質問をくださる方アリ、新しい曲に挑戦してきた方アリ、運動会の後、日焼けで真っ赤な顔のまま駆けつけてくれたSくんも。皆さん今日はなんだかとっても積極的。

緊張して力を出し切れなかったり、色々な演奏を聴いて刺激を受けたり、その動機は人それぞれかもしれません。が、先日の発表会がギターに対して積極的な気持ちを持つきっかけとして作用したことは、どうやら間違いないようです。「やる気」だけで突っ走って企画を立てた私としては、その不行き届きについて反省していたのですが、今日の皆さんの言葉には本当に嬉しくなりました。

そんな状況に水をさすかのように、今月のレッスンはった1回。今日だけなのです。
たっぷりだした宿題に、この気持ちを忘れずにしっかり取り組んでもらいたい。ギターに限らず、お稽古事は「面白い。上手になりたい。」と思った瞬間が上達の時。「弾けるようないなった!もっと楽しみたい!」という、上達の好循環にハマることを願っています。
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by yuko_kodama | 2005-10-03 00:07 | ギター教室の話

蒲田教室 第1回発表会

9月18日(日)、読売文化センター蒲田にて開講中の「初めてのギター」講座で、第1回の発表会を開催しました。参加者は、受講者全員。会場には、受講者のご家族・ご友人など多くの方が聴きにきてくださり、椅子が足りないほどの盛況ぶりでした。大変嬉しく思います。

以下寸評。(お名前は私なりの略称にさせていただきました。)
・「主よ、人の望みの喜びよ」を演奏したNさん。長い曲を暗譜で、しっかり演奏しました。リズムの取りにくかった箇所、本番ではバッチリでしたよ!
・いつもは間違わない箇所でつっかえてしまい、真っ白になってしまったというBさん。私も経験あります。でも、あなたの「禁じられた遊び」に、皆さん「続ければ、あの曲が弾けるようになる」と思ったに違いありません。継続は力なり。
・N&Bの二重奏でのソル「月光」。短い時間で、よくここまで仕上げました!!素晴らしい!

・始めてたった3ヶ月で発表会の舞台に立ったnさん。「はるかなる谷間」「幌馬車がやってくる」の2曲を演奏。その上達ぶりには目を見張ります。
・緊張して何度も弾き直したMさん。でも、諦めずにしっかり最後まで弾き切りました。それはとても大切なことです。そして、その音色がとても美しかったことも書いておかなくては。曲は、ちょうど中秋の名月だったこの日にぴったりの「お月さま」。
・どうやら本番に強いらしいOさん。今までのレッスンで聴いた中で、最も上手に弾けたのが本番でしたね!曲は「花嫁人形」。
・目標が近づいてきたKさん。緊張が見て取れましたが、演奏のほうはしっかりしていましたよ。中間部の難所も見事にクリアーしました。「赤い河の谷間」を演奏。
・M&Oの二重奏で「ハッピーバースデイ・トゥ・ユウ」。ずっと一緒に勉強しているお二人の、息の合ったデュオでした。

・Sくんは、講座の最年少。自作の「空」と、お母様のピアノ伴奏に合わせての「もののけ姫」。本番に合わせて、しっかりとお稽古してきました。エライぞ。
・Tさんは「緊張する~」を連発しながらも、すらすらと「マリア・ルイサ」を演奏。美しいメロディが生きた、きれいな演奏でした。

最後に「ポルカ」を全員で合奏して、賑やかに幕を閉じました。

皆さんが本番に向けてしっかりと練習し、その成果を披露されていたのに対して、情けないのは練習不足の自分の演奏。次回の企画のときには、きちんとした演奏で、良い手本が示せるよう頑張ります。

何はともあれ、楽しい発表会でした。次回、半年後くらいに「第2回」を予定していますので、また楽しく盛り上がりましょう。
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by yuko_kodama | 2005-09-18 01:12 | ギター教室の話

発表会準備

9月18日(日)、蒲田教室では発表会を予定しています。

今週末の発表会前最後のレッスンに向け、今日はそのプログラムを作成したのですが、これが慣れない作業で、大変に時間がかかってしまいました。

そもそも私は機械が苦手。OL経験があるので、キーボード操作は問題ありません。ブラインドタッチも出来るし。でも、ソフトを上手く使いこなすとなると話は別。仕組みがよく分かっていないので、とにかくいじってみるといった感じで、試行錯誤しながら作成しました。午前中からとりかかり、昼食をはさんで気付いたら夕方!はぁ~、さすがに疲れた。

当日は、普段のレッスン時間の枠組みに沿って進行する予定。1レッスンが80分ありますので、当然2~4人のグループ受講生の演奏だけでは時間が余ります。というわけで、余った時間は私が演奏をする予定です。

一応、テーマを決めました。最初の時間は「クラシックギターの名曲」と題して、「アルハンブラの思い出」などを、解説をしながら演奏しようと思います。
次の第2部では、「ギターのためのやさしい小品」と題して、クラシックギターのために書かれた比較的難易度のやさしい曲を演奏します。今後、ギターを学ぶ上で必ず演奏するであろう小品の数々ですが、なかなかCDなどには録音されないので、曲を知り、クラシックギターの魅力を知るよい機会になるはずです。
第3部では、「親しみやすいメロディをギターで」と題して、映画の音楽や日本の曲など、よく知られた曲をギターで演奏してみるつもりです。

演奏曲は、プログラムの進行次第で増えるかもしれないし、減るかもしれません。少し多めに曲を用意しなくては、と思っています。さあ、私も練習しなくっちゃ。
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by yuko_kodama | 2005-08-31 18:12 | ギター教室の話

入門者へのレッスン

毎週月曜日は、横浜のカルチャースクールでレッスンをしています。

7月に開講したこの講座では、ギターをまったく初めてさわるところからスタートした受講生が全体の半分を占めています。クラシックギターがお好きで始めたという方もいらっしゃれば、「もしかして、本当は“ゆず”とか“押尾コータロー”みたいなのがやりたいのかな?」(私の勝手な想像)というような若者もいます。

この講座では、初めてギターを弾く入門者には、「ちょうちょ」とか「さくら」、「荒城の月」といったお馴染みの曲を弾きながら、ギター上のド・レ・ミや、右手、左手の使い方を教えています。今レッスンで取り上げる曲は、こうした童謡や日本の歌曲が中心ですが、今後、少しづつポップスなども編曲して取り入れていきたいと思っています。色々な世代の人が、それぞれ飽きずにギターを続けられる工夫をしたいのです。

時々は方向性を示すことも大切かな、と昨日は考えました。今やっている練習が、将来どんな曲につながっていくのか。
グループレッスンでは、入門者も経験者と同じクラスで学ぶことにより、色々な曲を聴き、演奏方法を知ることができますが、個人レッスンではそうもいきません。音階を、imだけでなくmaで練習するようにと指示した生徒さんには、こうした指の独立を高めるための練習により、アルペジオなどギターらしい奏法が可能になることを説明し、「禁じられた遊び」のワンフレーズを演奏しました。

レッスンを受けに来るのは、クラシックギターという楽器やジャンルをもともと知っていて、「禁じられた遊びが弾きたい」、「アルハンブラの想い出が好きです」というような方ばかりではありません。なんとなく「ギター」という言葉にひかれてやってきた、「クラシックギターとはなんぞや」を知らない人に、その魅力を伝えられるよう努力していきたいと思っています。
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by yuko_kodama | 2005-08-30 23:55 | ギター教室の話

上がり症

先日、蒲田教室のミニ発表会の企画を発表したので、今日は関連して「上がり症」のことを書こうと思います。

ステージで演奏するときには、誰だってあがります。程度に差があったり、「あがっても弾ける」時、「あがって弾けなくなる」時、などの違いがあるだけではないかと、私は思います。
だいぶ人前で演奏する機会の増えた私ですが、それでも毎度「上がり症」には悩まされています。私の場合、舞台で練習の80%くらい弾ければ満足。もし、90%以上の出来なら「バンザ~イ!」って感じで、大好物のハーゲンダッツアイスクリームで、祝杯ならぬ祝アイスクリームです。

私が本番前によくやるのは、主にイメージトレーニング。これは留学中に教わりました。

イメージトレーニングを行うのは、就寝前などのリラックス時です。横になり、目を閉じて、自分が演奏するステージを出来る限り細部までイメージします。もちろん観客まで。
発表会やコンクールだったら、前に演奏している人を舞台袖で待つところからイメージして、演奏終了、観客の拍手、自分がステージに進む、座る、調弦する、演奏を始める・・・とすべて順番どおりにイメージしていくのです。こうしていると、本当に体が緊張してきます。
演奏はもちろん楽譜どおり、すべての音をイメージ。間違いやすいところは、ミスすることもイメージします。そして、演奏を続けながら「大丈夫」と自分に言い聞かせるのです。
演奏終了して、立ち上がり、挨拶したら、イメージ終了。

これを本番一週間前くらいから、できれば毎晩やります。本番では、イメージの中で何度も経験していることをもう一度繰り返すだけですから、落ち着いて演奏できるハズなのです。
スペインでコンクールに入賞したときは、この方法が功を奏しました。

私の場合、問題はイメージしている途中で寝ちゃうこと・・・・。
だって、やっぱりベッドに入ったら眠くなっちゃいますよね。
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by yuko_kodama | 2005-07-21 00:08 | ギター教室の話

9月18日 蒲田教室ミニ発表会開催決定!

今日は蒲田でのレッスン日。
以前から考えていた教室内でのミニコンサートを開催することに決定しました!

9月18日(日) 13時からを予定しています。

通常のレッスンは、12時半・14時・15時半 の3クラスに分かれて行っています。コンサート当日は、それぞれのクラスのレッスン時間に合わせて演奏していただき、都合のつく方は前後のクラスの方の演奏も聴いていただこうと思っています。もちろん、ご家族やご友人をお誘いいただければ最高です!

プログラムなど、少しづつ相談しながら決めていこうと思っていますが、ソロ・二重奏・合奏など、色々な形態での演奏を楽しめるようなかたちにしたいと思っています。私も参加しますし、ソロでも演奏をしたいと思います。

9月18日は、7月期最後のレッスン日。私がこのクラスを担当して、ちょうど半年になるわけです。生徒さんの半年分の成果は、すなわち私の半年の歩みでもあります。あと2ヶ月、皆さんと一緒に頑張って準備していこうと思っています。
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by yuko_kodama | 2005-07-17 23:05 | ギター教室の話

横浜にて新講座がスタート!

7月4日(月)、読売日本テレビ文化センター横浜校にて私が講師をつとめる新講座「趣味のギター」がスタートしました!
(詳しい講座内容は →こちら

この講座は以前、私の師匠である手塚健旨先生のギター教室だったのですが、多忙な先生の退任に伴い、新規講座としてリニューアルスタート。私が講師を担当することになりました。
30分単位の個人レッスンですが、13時から21時までの長時間講座なので、当初は「空き時間がかなり多くなるのでは」と考えていました。ところが、フタをあけてみると10人近い受講生が集まり、私には嬉しい悲鳴です。

新規に受講された方のほとんどが、ギターに触れるのが全く初めてという初心者です。これは、大変嬉しいことです。ギターの正しい構え方から始まり、初めてド・レ・ミを覚えたこの方たちに、クラシックギターをとおして、奥深く、魅力溢れる音楽の世界を少しづつでも紹介していけたら、と思っています。

思ったよりも難しいのが、30分というレッスン時間。
あらかじめ時間配分を考えておいても、思わぬ質問を受けたりしているうちに、どんどん時間が過ぎてしまいます。けれども、週1回というレッスン頻度を考えれば、多少の言い残しがあっても長期にわたって担当していくうちに、言いたいことは伝わっていくと思います。丁寧な説明を心がけつつも、レクチャーに終始するのではなく、出来るだけ「弾いてもらう」ことを大事に、レッスンをすすめていきたいと思っています。
頑張るぞ!
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by yuko_kodama | 2005-07-06 11:42 | ギター教室の話

教室発表会

6月5日(日)に、私の師匠である手塚健旨先生のギター教室発表会がありました。

私は現在も手塚先生に師事しているので、今回は一生徒としての出演です。でも、「プロ」の看板を出して活動している以上、生徒であっても半端な演奏はできない・・・と思うと、これほど緊張する機会もありません。

発表会では、他の方の演奏を聴くのも楽しみであり、また礼儀でもあると思います。というわけで、今回も開演から出番の数人前の方の演奏までを拝聴。
いつも思うのは、皆さんの努力の素晴らしさです。本業の仕事を他に持ちながら、その傍らギターを練習している人たちが、さまざまな大曲に挑戦している。その演奏には、「コツコツ」と積み上げてきた練習の成果がはっきりと表れていて、心を動かされます。
ギターを練習することが仕事のうちである私は、そういった方々と比べて恥ずかしくない「努力」をしているか・・・。自分自身に問いかけながら、演奏に聴き入りました。

ギリギリまで客席で演奏を聴き、その後楽屋へダッシュ。少し指を温めてから舞台の袖へ行くと、すでに直前の演奏者の曲は後半にさしかかったところでした。この慌しさも発表会ならでは。

今回私は、ターレガの「アラビア風奇想曲」を演奏しました。出来は・・・今の時点で出来ることは出せたでしょう。でも、やるべきことがまだある、というのが正直なところです。
また、一段上の演奏を目指して、新たな努力を重ねたいと思います。

発表会の後は、引き続いて、荘村清志氏のリサイタルが行われました。
感想は、また改めて書こうと思います。
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by yuko_kodama | 2005-06-05 19:37 | ギター教室の話