カテゴリ:ライブ、コンサートの話( 103 )

10年ぶりのコンサート

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コンサートのご案内です。
10月6日(金)、地元近くの隠れ家カフェにてミニコンサートを致します。
13席のこぢんまりした音響の良いカフェです。間近にギターの音色を楽しんで頂けると思います。

1人でコンサートをするのは10年ぶりくらいだと思います。今から冷や汗かいて緊張しています。

お近くの方も、そんな地の果てまでは行ったことないぞという方も、ぜひご予約の上お越しくださいませ。
よろしくお願い致します!







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by yuko_kodama | 2017-09-06 21:45 | ライブ、コンサートの話

アンサンブルフェスティバル終了

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17日(土)、下丸子の大田区民プラザ小ホールにて行われた「ギターアンサンブルフェスティバル」、無事に終了しました。

どのアンサンブルも持ち味をいかんなく発揮した素晴らしい会でした。
丁寧に雰囲気の異なる2曲を弾き分けた「アルハンブラ伊勢原」、(「ノルテーニャ」の演奏は残念ながら聴けませんでした)、本番でここ一番の力を出してアンサンブルの楽しさを伝えた「オリエンタル」、音色の美しさと表現の緩急で聴かせた「カンパニージャ」、渋谷環先生の圧倒的な存在感とそれを支えるメンバーの確かなテクニックで魅了した「ドルチェ」、大トリは日本人作曲家によるギターアンサンブルのためのオリジナル作品を揃え、丁寧な解釈と美しい音色でさすがの演奏を披露した「リオリコ」でした。

アンサンブルは楽しくもあり難しくもあります。メンバーが増えれば増えただけ1人の担う負担は減りますが、その分きちんと合わせる難しさは増していきます。人数が多くても少なくても、それぞれに難しさと楽しさがあるのです。これだけの団体が一堂に会して演奏すると、そのあたりが明確に分かりますね。普段から初心者を中心に指導している私は、プロ級の腕前を揃えたアンサンブルよりも、初中級者を中心に練習を重ねて合わせてきたなーというアンサンブルにどうしても感情移入してしまいます。結果的にどのチームも素晴らしい演奏をして下さり、聞き応えのある2時間でした。

来年も開催される予定です。入場無料の演奏会としては第一級の楽しさと聞き応えを保証しますよ!!
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by yuko_kodama | 2017-06-21 12:38 | ライブ、コンサートの話

ギターアンサンブル・フェスティバル

6月になりました。
夏のような日が続き、体も疲れます。

しかし!疲れてはいられません!コンサートのご案内です。

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6月17日(土)
大田区民プラザ小ホールにて、毎年恒例のギターアンサンブル・フェスティバルが行われます。今年、私は初めて二つの団体に参加しています。従来から弾いている「カンパニージャ」と、今年初めて横浜教室の生徒さんとともに参加する「オリエンタル」。

「カンパニージャ」は私の師事する手塚健旨先生率いるベテラン揃いのアンサンブルです。門下のプロギタリストも参加しますし、アマチュアといってもプロレベルのような方もいます。スペイン気質の手塚先生のもと自由で楽しい雰囲気が持ち味ですが、特筆すべきはメンバーの所持する名器の数々。総額いくらになるかしら?その素晴らしい音色にぜひご注目ください!

「オリエンタル」は手塚門下のプロギタリストの一人、丸山耕太郎先生が主宰する団体です。ベテラン揃いのカンパニージャと比べると、とてもフレッシュな雰囲気ですが、熱意とやる気を感じます。メンバーの“一生懸命”をひとつの音楽にまとめてゆく指揮者としての丸山先生の背中に注目です!

その他、独自に定期演奏会を持つなど活発に活動している「リオリコ・ギターアンサンブル」は、委嘱作品や主宰の富川勝智先生自ら作曲された作品などオリジナリティ溢れるプログラムに期待です。演奏レベルもピカイチです。

見所聴きどころ満載のアンサンブル・フェスティバル、なんと入場無料です。ぜひともお運びくださいませ!!

(入場に際しては整理券が必要です。お問い合わせください。)


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by yuko_kodama | 2017-06-02 14:25 | ライブ、コンサートの話

池田慎司&レオナルド・ブラーボ

本日4月16日(日)、大泉学園ゆめりあホールにて「池田慎司&レオナルド・ブラーボ デュオリサイタル」を聴いてきました。

池田慎司さんと知り合ったのは、かれこれ20年前。。。当時はまだアルコイ(スペイン東部の小さな町です)でマエストロ・ホセ・ルイス・ゴンサレスのもと勉強中だった彼も、いまや日本を代表する立派な中堅ギタリストとなり、今日は久しぶりにその演奏を聴くことが出来ました。ちなみに、ブラーボさんの演奏を聴くのは今日が初めてです。

さて最初の曲を、いや最初のワンフレーズを聴いて、良い意味でびっくりしました。あれ?池田くんてこういう音だったかな?
久々に聴いた彼のギターは、ころころと粒の揃ったきれいな丸い音で、ブラーボさんの音色とどちらがどちらと分からないくらいに自然に溶け合っていました。こんなふうにデュオの相手に合わせて音色まで完璧にコントロール出来るのですね。

コンサートの前半はスペイン音楽。それも全て鍵盤の編曲ものばかりずらりと並びました。ソレールのソナタに始まり、アルベニス、グラナドス。。。どれも鍵盤ならではの軽やかなテンポはそのままに、うっとりするようなポルタメント、豊かなビブラート、澄んだハーモニクス、とギターらしさをこれでもかと効果的に散りばめてありました。ギターの最高音域にあたる12フレット以降が正確な音程で美しく鳴ることにも驚きました。音域の広いピアノ曲を、苦しさを感じさせずにギターで弾くのはとても難しいのですが、この2人はそんなことを微塵も感じさせないですね。たっぷり40分くらいはあったと思いますが、その体感時間、10分くらい。

後半はブラーボさんの解説でアルゼンチンの音楽。サンバ、クエカ、チャマメ…全て違うリズムだけど、アルゼンチンのフォルクローレなのだそうです。そして最後はタンゴ!ソロの「エル・チョクロ」もデュオでのピアソラも、本当に素晴らしかったです。特にピアソラは、「オブリビオン」ではロングトーンの続くギターにとっては難しい歌を、まるで音が途切れないかのように美しく聞かせる技術、「ブエノス・アイレスの秋」ではスリリングなリズムとメロディの駆け引きが見事でした。

最近、よく考えるようになったことがあります。それは「なぜギターで弾くのか」「なぜ自分が弾くのか」ということです。
以前はただ「好きだから」という理由だけで弾いていました。でも、違う楽器の曲をギターで弾くならば、ギターで弾くことの意味を考えたい。たくさんのギタリストが演奏している曲ならば、自分がそれを弾くことの意味を考えたい。

今日のコンサートは、そんな「ギターで弾く意味」「彼らデュオが弾く意味」に満ちていました。ああ、ギターっていいなー、やっぱりギター大好きだなー。そういう幸せな気持ちで帰途につきました。池田さん、ブラーボさん、素晴らしいコンサートをありがとうございました!




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by yuko_kodama | 2017-04-16 22:13 | ライブ、コンサートの話

富川勝智ライブ「冬の陣」@inF

1月29日(日)、大泉学園のライブハウス「inF」での富川勝智さんのライブを聴いてきました。前回は11月、とても良いライブでしたので今回も心待ちにしていました。

今回は前回よりも一層良かったです。プログラムの構成も前回の良い部分を踏襲しつつ、より前半のソロと後半の歌とのアンサンブルに関連が感じられる内容になっていて、演奏はもちろん「聴いてうっとり」ですが、その上で「ああ、勉強になるなあ」という部分がたくさんありました。

前半は富川さんのギターソロ。アルカンヘルの重量感を感じさせる音色はいつもながら素晴らしく、そして、それ以上に時代や様式の変遷をはっきりと弾き分ける表現の奥深さは富川さんならではと思いました。

前半特に素晴らしかったのはポンセの「エストレリータ」。この曲は、富川さんのスペインでの師匠ホセ・ルイス・ゴンサレス氏の愛奏曲で、直伝の演奏はいつも胸がキューンとなる感じですが、この日の演奏はこれまで数聴いてきた中でも最高のひとつと感じました。一音一音、どの音も全く無駄も隙もない、という感じ。音色、音量、他にも言葉に出来ない「ここでこの音」という感覚すべてがはまっていたような感じで聴き入っていました。もちろん人によって好みの差はありますが、私にとっての

“ああ、クラシックギターってこういう風に弾きたいのよ!!!”

という演奏でした。

さらに、ソルのエチュードから「富川セレクション」なる10曲。いかにも古典から初期ロマン派という上品な様式を表現する演奏で、練習曲がステージ映えする名品に早変わりしました。私もソルの練習曲は常々生徒さんたちに「これはステージで弾くに耐える名曲です」と言っていますが、本当に素敵な曲ばかりでした。中にはセゴビアの20曲や全音エチュード集などにも採られていない、あまり弾かれないものもありましたが、すべての曲が魅力的でした。「真似してもいいですか?」という私の問いに快く了解を頂きましたので、いつか私も「ステージでソルのエチュード」実現したいです。(これをこんな風に聴かせるのはほんと難しいんですけどね。)

後半は歌の藤沢エリカさんとのアンサンブル。エリカさんの歌は、オペラとは違うけれどフラメンコのカンテとも違う。。。古楽をメインに活躍されている方ですが、スペイン民謡素晴らしいです。今回はソルのセギディージャ集も新たに披露されましたが、前回も演奏されたタラゴー編スペイン民謡がやはり良かったです。何がいいって、このギターパートがいいんですよね。一般的に歌とギターというと、やはり歌が旋律、ギターが和声になります。ソルのセギディージャ集もそんな感じ。アンコールで演奏されたソルの歌曲は、そのまま歌パートをギターで弾いてギター独奏にしても違和感ない感じです。でもタラゴーのギターパートは、和声というよりも対旋律に徹している感じ。和声付けは、歌に対してではなく、ギターの弾く対旋律に対しての和声になっていたように聞こえました。歌とギターが完全に1対1で真剣勝負しているような演奏に感動しました。2回聴いたから分かったのかもしれません。
ちなみに、ソルのセギディージャ集では、先ほどエチュードをあんなに上品に弾いた同じギタリストが、こんなにフラメンコぽい土着の音楽を同じ楽器で弾くのかという、その幅広さに感服でした。

会場のinF、こぢんまりした店内に溢れるほどのレコード、CD、本。。。マスターが日本文学専攻されていたということで(私もなのです)、好みの本がたくさん!!次回は早めに行って、美味しそうなお料理を頂きつつ本を読みたいと思いました。

富川さんは今月26日、今度はポップスシンガーの石塚裕美さんとのユニットで同じinFさんに登場のご予定。今度はポップス⁈その幅広く、かつ奥深い活動には恐れ入ります。私なんかでは人生3回あっても足りないわ。。。





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by yuko_kodama | 2017-02-04 11:04 | ライブ、コンサートの話

タリスマン・デュオ コンサートのご案内

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2月12日(日)、溝ノ口糀ホールにて「タリスマン・デュオ」のコンサートが行われます。

タリスマン・デュオ、私も初めて耳にするお名前でしたが、以前に一度来日してカンパニージャが前座をつとめるコンサートで演奏されたフランス人ギタリスト、ローラン・ブトロ氏でした。今回はブトロ氏がギターを、ダンサーで振付師のジュリエッタ・クルサードさんが踊りをそれぞれ担当する「タリスマン・デュオ」というユニットで再来日です。

私はバレエやダンスも大好きですが、ギターで踊るという舞台を見るのは初めてのことで、とても興味があります。また、今回は糀ホールという室内楽向けの小さなホールなので、一般的なダンスの舞台よりもかなり間近で踊りが見られることと思います。

コンサートは15時開演ですが、これに先立ちましてホールでは12時より手塚健旨先生のお教室の発表会が行われております。私はソロでラウロのベネズエラ舞曲を2曲、またギター・アンサンブル「カンパニージャ」のメンバーとしても演奏致します。入場無料ですので、こちらもぜひ合わせてお聴きください。
皆さまのご来場をお待ち申し上げます。

※画像不鮮明のために詳細が分からない場合はコメント欄にてお問い合わせください。チケットの予約も承ります。
















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by yuko_kodama | 2017-01-13 11:35 | ライブ、コンサートの話

ウィーンフィルのニューイヤーコンサート

お正月は毎年、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートをテレビで見るのが好きです。
ウィーンフィルならではのやわらかな音色によるワルツやポルカの華やいだ雰囲気はもちろん、会場に飾られたお花、正装して聴き入る紳士淑女、テレビ放映用のウィーンの景色の数々、凝ったデザインの衣装で踊るバレエダンサー、これら全てを毎年楽しみにしています。

今年の指揮者は史上最年少で起用されたグスターボ・ドゥダメル氏。私はオケや指揮に詳しくはないので、彼の指揮や演奏の良し悪しはまったく分かりませんが、終始笑顔で楽しそうに振っていたことと、譜面台を置かずに全曲を暗譜で振っていたことは印象に残りました。彼はベネズエラの出身で、国営の「エル・システマ」という無償で学べる教育機関で全ての音楽教育を全うしてきたとのこと。日本ではある程度経済的な余裕がないと音楽を専門には勉強できないところがあるので、これは素晴らしいことだなと思いました。

ところで、このニューイヤーコンサートはマチネー(昼公演)です。スペイン留学時に、やはり生中継されるこのコンサートをテレビで見ましたが、外が明るい時間に見たのが初めてで、ああ現地ではこういう雰囲気なんだ!と合点がいきました。花の飾られた会場も、華やいだプログラムも、外の明るい様子を想像して聴くのと、まるで夜公演のように思って聴いていたのとは大違いでした。

マチネーなので、男性楽団員はモーニングで正装しています。ちなみに夜公演の正装は燕尾服です。しかし、最近だいぶ増えてきた女性楽団員は普通のブラックスーツでした。モーニングといえば結婚式の父親の服装なのに、隣の母親が就活生のようなブラックスーツでは不釣合いだと思いませんか(笑)?やはりウィーンフィルにおいて女性はまだまだ歴史が浅いのだなあと思いました。女性楽団員にも何か素敵な正装があるといいのにと思います。(途中で出てきた合唱団は女性がお揃いのドレスにショールのような布を片方の肩に掛けていて、とても素敵でした。)

こんなつまらないあれこれを考えながらテレビを見ていました。来年の指揮はリッカルド・ムーティ氏だそうです。


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by yuko_kodama | 2017-01-03 20:19 | ライブ、コンサートの話

保育園コンサート

12月22日(木)、町田市の保育園にて園児と地域の親子に向けたクリスマスミニコンサートをしてきました。30分ちょっとのプログラムを、子どもたちは飽きることなくキラキラした目で聴いて、たくさん一緒に歌ってくれました。

今年は10月の地元清瀬市での子育て広場コンサートと、この日のクリスマスコンサートに向けて準備をしてきましたが、いざ本番を重ねてくると、これまでの経験とは全く違った「子ども向け」ならではの難しさも感じられました。
オリジナルと異なる前奏や間奏が入るアレンジでは子どもは歌いにくいみたい。かといってフルコーラスで演奏しても2番の歌詞は知らなかったり(笑)。小道具を使っての簡単な変装も、きちんとした演出やセリフを練り上げないと効果が限られるようでした。

これらの経験を生かして、来年も子ども向けの活動を続けていきたいと思います。
幼児向けだけでなく小学生向けのプログラムも作りたい!などなど、新たな意欲もわいてきました。

これにて今年の演奏活動は終了、残るお仕事は26日(月)の横浜教室のレッスンのみとなりました。最後まで全力で頑張ります!
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by yuko_kodama | 2016-12-23 09:54 | ライブ、コンサートの話

ガジャルド@杉田劇場

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ひどい写真ですみませんm(_ _)m
ホセ・マリア・ガジャルドさん、ツアー初日の杉田劇場でのコンサートの客席最後部からの撮影です。連日東京および近郊でのコンサートを持たれていましたが、私はこの初日のみ聴くことが出来ました。圧巻でした。大ファンになりました。

この日のプログラムは、アンサンブル「カンパニージャ」の共演によるビバルディのコンチェルト、ギターソロ、最後にピアノの高木洋子さんと「アランフェス協奏曲」全楽章というもの。どれも素晴らしい演奏でしたが、特筆すべきはその音量。
杉田劇場は素敵なホールですが、決してギターに優しい音響ではありません。これまでも同じホールで異なるギタリストによるアランフェスを何度か聴いていますが、これほどにギターとピアノのバランスが素晴らしかったのは初めて。ホール最後部でもピアノと対等以上によく聞こえました。
でも、決して力いっぱい弾いてるようには見えないのですよね。むしろ楽々と楽器を操っているようなのです。そして音量はあるけれど、音色は色彩にあふれていて優しくもあり、美しくもあり、決して力強いだけではないのです。ミスタッチもほとんどありませんでした。本当にすごい。

ソロプログラムでは特に、アルベニス「セビーリャ」とピアソラ「アディオス・ノニーノ」に魅了されました。

「セビーリャ」では中間部の演奏が独特で、“変わったリズムで弾いていたね”という声も聞かれましたが、聴いた瞬間「本物のサエタだ!」と思いました。
「サエタ」というのは宗教的な民謡のひとつで、セマナ・サンタで歌われます。セマナ・サンタ(聖週間)とはキリストの復活を祝う祭りで、セビーリャのセマナ・サンタはスペイン全土でもその伝統と規模の大きさで特に有名なのです。セビーリャのセマナ・サンタのクライマックスのひとつは、十字架を背負ったキリスト像の山車が出る瞬間です。この像をまつるサン・ロレンソ教会の正面付近の建物のバルコニーでは、山車が教会を出る際に素晴らしいサエタが歌われると友人に聞いて、一緒に見物に行きました。留学中のことです。真夜中、通りを埋め尽くすほどの群衆が集まる教会前でそのサエタが聞こえてくると、人々は一斉に静まり返ってその歌を聴いていました。演奏を聴いた瞬間、この記憶が鮮やかに蘇りました。後で聞いた話では、ガジャルド氏の親族はみなこのサン・ロレンソ教会の信者で、ご両親はこの教会で結婚式を挙げられたのだそうです。もしかしたら彼は、このサエタを聞いて育ってきたのかもしれません。楽譜に書かれた音価とは違うかもしれませんが、私にとってはこの日の演奏の方がむしろ「セビーリャ」そのものでした。

「アディオス・ノニーノ」は、ガジャルド氏自身の手による編曲だそうです。シンプルに少ない音で紡がれた最初の部分から次第に盛り上がっていく演奏は、息が止まりそうなくらい素敵でした。ピアソラが大好きで「個人的には20世紀最高の作曲家だと思う」とまで言われていたガジャルド氏、編曲はピアソラ本人のバンドネオン演奏のビデオから音を起こしたそうです。

都合さえつけば、全てのコンサートを「追っかけ」したかったなあ、と思うようなギタリストでした。今回のツアーでも絶賛を浴びて、来年秋の再来日が早くも決定したとのことです。今年行かれなかった方は絶対に聴きに行きましょう!!











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by yuko_kodama | 2016-12-12 01:56 | ライブ、コンサートの話

ホセ・マリア・ガジャルド

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ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイさんが来日されています。日本では、村治佳織さんのスペイン留学時の先生としても有名なのではないでしょうか。

明日は横浜、杉田劇場にてリサイタル。何と言っても聴きどころは「アランフェス協奏曲」の全楽章演奏です。

私もアンサンブル「カンパニージャ」の一員として、ビバルディのコンチェルトをご一緒させて頂きます。とても楽しみです!




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by yuko_kodama | 2016-12-03 21:30 | ライブ、コンサートの話