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面接

今日の午前中、とある音楽教室のギター講師の採用面接を受けてきました。こちらの教室を担当されている富川勝智氏の後任として採用してもらうためです。

面接なんていうのは、本当に久しぶりでした。就職活動以来?イヤ、帰国直後に仕事がなかったころ、ファミレスのバイトの採用面接は受けたなぁ・・・みたいな感じ。すっごく緊張しました。
富川さんは、私の兄弟子にもあたる方ですが、現代ギター誌への執筆や、各地でのコンサートへの出演などにお忙しい、私の尊敬するギタリストの一人です。その富川さんに紹介してもらっているのにソソウがあっては、彼に申し訳ないではありませんか!
・・・というのも、緊張の一因だったような気がしないでもありません。(いえ、富川さんのせいではありません。もちろん。)

面接では、経歴などに関する質問や、仕事の細かい規則などの説明もありましたが、一番緊張したのが「演奏」。面接官二人が目の前に腕組みして座っている前で、何のウォーミングアップもなしに、いきなり演奏です。そりゃもう、駄目に決まってます。アガります。当たり前。

と言いたいところですが、「当たり前」と思ってしまうと駄目ですよね。「当たり前」に思えたときは、どういう条件のときにアガッてしまって当たり前なのか、を探っておくと、ひとつ経験値があがるのではないかと思います。つまり、次に同じ条件で演奏する場合への、心構えを学びたいということです。

今日の場合を自己分析してみると、

①失敗できない、という強い気持ち
・・・・これは、昨日のランチライブの時の緊張と同じ原因ですね。私の場合は、「いつもより上手に」と思ったときに緊張します。

②「専門家」が聴いているというプレッシャー
・・・・これも、要は①と同じところからきていると思いますが、①よりさらに強い緊張に襲われます。コンクールなどでの緊張は、まさしくこれです。

③目の前で聴かれるプレッシャー
・・・・なぜでしょう。一段舞台があれば集中できるのに、フラット床で同じ目線に聴いている人がいると、非常にアガります。

④ウォーミングアップ不足
・・・・状況的には仕方ないわけですが、次回こういうことがあったら、ウォーミングアップなしでも危険なく弾けるような曲を選ぶようにしたいという反省材料。

①は昨日も書いたように、弾いているうちにコントロールできるようになってきましたが、②や③は今のところまだ解決していません。②は、基本は①の解決法と同じだと思うのですが・・・緊張度が高いだけに、解決も難しいです。③は原因不明なだけに、なんとも・・・。ただ、以前は何も分からずに、「緊張した~~」って思っていたのが、「緊張にも原因がある」ということを知って、考えるようになり、色々とプラスになっていることもあります。

発表会など緊張に負けて、思うように演奏ができないことってありますよね。要は「慣れ」なんですが、こうやって、「どうして緊張したのか」を分析して心構えをするだけでも、「慣れ」の効果をぐーんとアップすることが出来ると思います。理由を分析しながら、「緊張する」機会をたくさん経験することで、解決につながっていくのではないかと思います。

面接の話だか、緊張の話だか、わからなくなってしまいましたが、とりあえず無事に「採用」となりました。(ホッ。)今後も、一層頑張りたいと思います。
by yuko_kodama | 2006-04-26 19:45 | ギター教室の話
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