アナ・ヴィドヴィッチ ギターリサイタル (NHK FM)

放送前に紹介できればよかったのですが、アップが遅くなりました。というか、偶然放送を聴いたので・・・あしからず。

今夜19:15からのNHK FM 「ベスト・オブ・クラシック」は、クロアチア出身の若手女流ギタリスト、アナ・ヴィドヴィッチのリサイタルの録音放送でした。

d0030554_0235789.jpgナクソスから発売されている彼女のCDは持っているのですが、その驚異的なテンポ設定(超速!)にびっくりしてしまい、コンサートへ行こうとは思いませんでした。また、美少女ギタリストとして話題になったこともあり、人気先行では?という思いがあったことも白状しておきます。もちろん、フェルナンド・ソル(イタリア)、フランシスコ・ターレガ(スペイン)という2つの伝統ある国際コンクールのタイトルをもっているのですから、その実力は折り紙つきなのですが。

今夜の放送でのプログラム中では、バッハとパガニーニの演奏が素晴らしかったと思います。
バッハ。前述のナクソスのCDには「リュート組曲第4番」が収録されており、これがもう、普通には考えられないくらいのスピード。そのメカニックの強さは認めるけれど、こんなバッハはあまり好きじゃないなぁ、と思ったものです。それが、今夜放送された「無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番」では、冒頭のアダージョでうまく陰影をつけた表現を聴かせ、続くフーガでは、各声部がはっきりと歌い上げられ、重厚感が出ている。最後まで緊張感を保ち、バッハらしい荘厳な演奏にまとまっていました。
パガニーニのグランド・ソナタでは、持ち前の超絶技巧をいかんなく発揮。はつらつとした演奏で、存分にヴィルトゥオージティ(名人芸)を堪能させてくれました。演奏される機会の少ない曲ですが、きっと難しいからなのでしょうね。

若く才能溢れる人は、消化吸収も超人的に早いものなのでしょうか。とにかく、今夜の放送を聴いた感じでは、急成長を遂げている印象です。次回来日の折には、ぜひコンサート会場へ足を運んでみたいと思いました。
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by yuko_kodama | 2006-02-11 00:27 | メディア(番組・記事)紹介
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