ギターを持たずに練習

たまにレッスン中に、「では、ちょっとギターを横に置いてみましょう」と言うことがあります。ギターを練習する場合(ギターに限らず楽器演奏といえるでしょうが)、楽器がなくても出来ることも結構あります。

例えば、リズムの練習。
うまく拍子に合わせて弾けない場合は、楽器を持たずにメトロノームに合わせて歌うなどの方法が有効です。頭で理解していないままに楽器を持っても、混乱するだけ。まずはしっかりと音符の長さや休符を頭に入れて、淀みなく歌えるようになったら楽器を持ちましょう。スムーズに弾けるはずです。問題は、これが出来るまで楽器を持たずにいられるかということ。皆さん、ギターが大好きで勉強されているので、ついつい出来なくても何でも弾きたくなっちゃいます。その場合は、すでに弾ける曲を弾くとか、リズムの易しいほかの曲を勉強するなどして、ストレスを解消しては?とにかく弾いていればいつかは上達する、というのも間違いではありませんが、近道ではないのです。

例えば、指の独立を高める運動。
仕事が忙しくて楽器を持つ時間がとれない、という人もいますよね。時間のある人でも、電車に乗っている時、病院でも待ち時間など、ぼーっとしている時間を有効に使えるなら練習したい、と思う熱心な人もいるかもしれない。そんなときは、指の独立を高めるための運動はどうでしょう?(座っている場合)膝の上に手を乗せて手のひらを少し浮かせ、ギターを弾くときのように指を少し丸めます。このように5本の指が膝についた状態で、薬指だけを上げる。できますか?小指がつられて動いたりしませんか?続けていれば、薬指だけが独立して動くようになります。ただしやりすぎないこと。手をいためないように気をつけてくださいね。指を動かすときの筋肉の使い方に注意して、どこに力を入れれば指が動くかを考えると、最小の力で指を動かせます。演奏時の脱力にもつながります。薬指だけでなく、色々な動き方を工夫して、各指を鍛えることができます。

ほかにも、強弱などの表現方法をイメージして考えたり(楽曲分析)、暗譜したり、たくさんありますね。「ギターの練習=楽器を構える」と思わず、楽器なしの時間も大切にしたいと、自戒をこめて思います。
[PR]
by yuko_kodama | 2005-12-07 13:58 | ギター教室の話
<< 「村治さんの試練」 from ... アレン・ガラジック ギターリサイタル >>