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調弦のススメ

今日は蒲田でのレッスン日。

急に決めた第1回発表会(教室内ミニコンサート)ですが、約1ヵ月後にせまってきました。皆さんの演奏曲も決まってきて、仕上がりが楽しみです。

が、今日のレッスンでは曲を見る前に、「弦の張替え方講座」を催してしまいました。教室には貸し出し用ギターが用意されているのですが、この弦が・・・弾いてもボヨンとしか鳴らない。調弦すれば、今にも切れそう・・・・。いったいいつから使っているのでしょう。
そこでセンターにて弦を購入していただき、(実際買いに行ったのは私ですが)、張り替え方を教えつつ、3クラスで5本のギターに新しい弦を張りました。

新しい弦が張られて生き返ったギター、お次は「調弦講座」です。
今はチューナーも手ごろな価格で入手できるので、初心者の方にすぐ調弦の仕方を教えることはしていません。が、ドレミを覚えて、少しづつ曲を弾くようになってきたら、やはりチューナーに頼らない調弦も覚えておきたいものです。

「音叉を使って調弦することのメリットは?」という質問を受けました。
一番のメリットは、聴覚を訓練することだと思います。チューナーは、音を聞かなくとも、視覚的に調弦することができますから、耳を使いません。音叉を使って調弦するときには、自分の耳だけが頼りです。今出ている音は、基準音と合っているのか。合っていないとすれば、それは高いのか、低いのか。よく集中して音を聞かなければ分かりません。聞き分けるには、ある程度の訓練が必要なことも確かです。ただし、訓練すれば、誰でも必ず出来るようになります。

特にギターを始めてから間がない人は、「楽譜を読むこと」と「指を動かすこと」に意識が集中してしまい、自分の弾いている音をよく聞いていない場合もあります。
練習を始める前の少しの時間、耳だけに意識を集中して調弦をしてみましょう。耳が訓練されるだけでなく、自分が出している音がどんな音なのかも、よく聞くことができるはずです。そして、発表会では、舞台に出てカッコよく調弦してみましょう!舞台上での調弦は、チューナーではサマになりませんから。(笑)
by yuko_kodama | 2005-08-22 01:48 | ギター音楽の話
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