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教室発表会、無事終了!

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11月23日(月・祝)、無事に教室発表会を開催することができました。
とにかく、何事もなく終えられたことにほっとしております。尾野先生、参加者の皆さま、本当にありがとうございました。

新型コロナウイルスの感染状況が悪化する中、緊張感をもっての運営でした。
換気中は音出しが出来ない(本番前の指慣らしが難しい状況)などの制限の中、参加者皆々様の素晴らしい演奏に感動しました。

毎年合同で発表会を開催しております。
私にとっては尾野先生の、尾野先生にとっては私の教室の生徒さんの成長は、1年分をまとめて聴くことになります。閉会後に尾野先生と感想を交換しますが、定期的にレッスンしている自分の生徒さんの1年分の成長に対する感想は、普段のレッスンでは見逃しがちなことも多く含まれていて、あらためて合同で開催する意義を確認できました。
それぞれの指導の特徴をあらためて見せつけられる面もありますね。
尾野門下の皆さんの演奏では特に、フレージングの明確さとフレーズの閉じ方の美しさに感激しました。自分のレッスンにも取り入れたいと思います。

講師演奏は、今年はエチュードで攻めました!
エチュードは、レッスンの中でやる時は技術面・音楽面ともに技量の向上を主な目的として使いますから、もう目一杯の曲を毎回課題に出されますよね。自分もそうでした。
でもそれを振り返って、今の技術で余裕をもって演奏したらどうだろう…ということを聴いて頂きたいと思いました。
今回はソル、コスト、カルカッシから演奏しましたが、ステージにのせてお客様に聴いて頂くに十分なエチュードはたくさんあります。来年の発表会でエチュードきれいに弾きたいという生徒さん、大歓迎します!!

講師演奏の最後は尾野先生とデュオ。
今年は尾野先生のご提案で、大阪のギタリスト兼作曲家、松岡滋さん作曲の「歌と踊り 第1番」を演奏しました。
動画撮影しましたので、ぜひご視聴ください。
とっても素敵な曲です!


実り多き1日となりました。
また来年に向けて頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました!












# by yuko_kodama | 2020-11-25 11:24 | ギター教室の話

尾野・児玉教室 合同発表会

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久しぶりにブログを更新致します。
今年はコロナ禍による活動制限もあり、なかなか更新する気持ちにならなかったブログ。
そんな状況の中、今年も発表会が開催できることを心から嬉しく思います。

年に一度の晴れ舞台だからと、毎年時間をかけて準備し、遠方からギターを背負って来られる生徒さん方のためにも、感染対策は怠りなく、最大限の注意を払って開催致します。
今回ばかりは、どなた様もお越しくださいとは申し上げられない状況ですが、どうぞ応援宜しくお願い致します。

私の教室では5回目となる発表会。
毎年プログラムの作成を担当しておりますが、並んだ曲目を見ておりますと、5年分の生徒さんの成長と歴史を感じて、思わずうるっときてしまいます。

集まって音楽を楽しむ、ただそれだけのことがこんなにも難しくなってしまいました。
それでも日々のレッスンを積み重ねてきた成果を、存分に発揮してもらいたいと願っております。

# by yuko_kodama | 2020-11-15 10:29 | ギター教室の話

メイカフェコンサート終了

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2月9日(日)、国分寺のメイカフェにてデュオコンサートが無事盛況のうちに終了致しました。お越しくださった皆さま、どうもありがとうございました。とても良い雰囲気のお客様にお集まり頂き、楽しく演奏することが出来ました。お相手をつとめてくださった丸山耕太郎さん、お疲れさまでした。

今回のコンサートは、デュオで90分という長丁場でした。新しい曲も色々と勉強させて頂き、力になったなあと思います。
実はこのコンサートのオファーを受ける以前から2月後半にひとつクローズドでのコンサートが決まっており、そちらが丸山さんとのデュオでの企画でした。それでメイカフェでと依頼された時に「デュオで良ければお受けします」とお返事したのですが、2月後半のコンサートは60分で準備しており、ここに上乗せする30分のプログラムを準備するのが思ったよりもすごく大変でした。ご来場頂いたお客様からからは、選曲やプログラム順に関しては概ね好評を頂き、本当に安心しています。

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(当日お手元にお配りしたプログラム)

弾いていて新たな発見があったのは、ソルの二重奏曲、不良少年、そして藤井眞吾先生の「はじまりの音楽」からの数曲。もう少し弾きこんでさらに深めたいですね。
とにかく美しい音楽に没頭できるのは、カルドーソのミロンガと竹内永和編のニュー・シネマ・パラダイス。こちらは油断すると夢中になりすぎて自分がどこで何を弾いていたのか分からなくなってしまう危険もあり、集中のコントロールが鍵です。

せっかくたくさん仕込んだので、今度は丸山さんのお膝元である町田方面にて再演の予定です。ご興味ありましたら、どうぞお知らせをお待ち下さい!







# by yuko_kodama | 2020-02-13 09:28 | ライブ、コンサートの話

楽器について

昨年の投稿「マルセロ・バルベロ・イーホ」を読んでくださった方から、「バルベロ・イーホもアルカンヘルも、張りがとても強いと聞きます。最初に弾いた時は鳴らすのが大変ではありませんでしたか?」という質問を受けました。

結論を言いますと、私の場合そういったことは全くありませんでした。手にした瞬間からマルセロは素晴らしい音を出してくれました。
ただ、今思えばそれは、マルセロを手にする以前からしっかりしたタッチを教えてくださった手塚先生のおかげで、誰にでも言えることではないのかなとも思います。
また、初めて手にした時にすでに素晴らしい音ではありましたが、さらに良い音を鳴らすためにタッチの研究というか改善というか、とにかく良い音を出すための練習はたくさんしましたし、それはマルセロという相棒なしには出来ない練習でした。

良い楽器を手にする以前からしっかりしたタッチを訓練することは可能ですが、良い楽器を鳴らす練習は良い楽器がなくては出来ない。これは私にとっての真実で、とても大切にしています。






# by yuko_kodama | 2020-01-08 17:37 | ギター音楽の話

ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2020

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを、遅ればせながら録画鑑賞しました。
オケや指揮者には詳しくないので、単純にお祭り気分で楽しむのみですが、これを見ないと何となく新年の気分になりません。笑

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(写真はウィーンフィルのHPより)

NHKの放送は、以前よりぐんと良く現地の様子を伝えてくれるようになったなあと思います。

このニューイヤーコンサートはマチネです。
新年が明けたその日の、お祭り気分の昼下がりのコンサート。そのことを身をもって実感したのはスペイン留学中でした。
スペインは、経度はだいぶ西ですがヨーロッパ標準時間を採用しているので、ウィーンと同時刻になります。窓の外が明るい昼間にテレビから流れるコンサートは、それまで日本のお正月の夜に聴いていたものとは別物のように軽やかで明るく響いたように感じたのです。
思えばその頃、NHKのスタジオではイブニングドレスで正装した女性アナウンサーや和服のゲストが厳かに静かに音楽を語っていたように思います。それは、コンサートホールのマチネの軽やかな雰囲気というよりも、ゴージャスなオペラハウスのソワレのような感じでした。そして、私はそれを当たり前と思って毎年聴いていたのです。

スペインで昼間にテレビを見てからは、帰国後もこのNHKの演出に違和感を感じていたのですが、近年は「現地スタジオ」なるものを設営したり、現地の街の様子を積極的に映したりと、ずいぶんコンサートのリアルな雰囲気が伝わるようになったのではないかと思います。

日本のお正月は、海外のお祭り騒ぎとは違う、厳かな雰囲気をもともと持っていると思います。その中で、お正月の雰囲気を盛り上げながら、かつ現地のリアルなコンサートの様子を伝えるには、演出にも工夫がいるでしょう。
NHKの奮闘を今後も毎年楽しみにしたいと思います。





# by yuko_kodama | 2020-01-07 00:39 | クラシック音楽の話